森林・林業懇談会を開催～低コスト路網生産システム視察・検討～

   平成23年8月2日、宍粟市山崎町に所在する河原山国有林の製品生産事業地及び兵庫森林管理署会議室において、森林・林業懇談会を開催しました。
   今回は、参画団体から33名が出席して、当署が事業を発注している河原山国有林の（株）八木木材の作業現地を視察しました。

   河原山国有林の作業地では、高密度路網の整備と列状間伐の実施、高性能林業機械の効率的な組合わせによる低コスト路網生産システムにより作業しており、高い生産性を実現しています。
   現場代理人から、作業工程や造材ポイントを中心にして作業を同時進行させる連結方式などの工夫している点について説明があり、参加者から路線選定の方法や簡易構造物、八木木材の作業の特徴について質問があり、作業風景を写真やビデオに収める等して熱心に視察していました。
   会場を当署会議室に移し、列状間伐の選木や作業道作設の工夫、採材、端尺材等の利用等について、熱心に議論されました。
   当署では引き続き地域関係者との連携を密に、地域林業の活性化等に取り組んでいくこととしています。

 

【森林・林業懇談会】
　兵庫森林管理署が事務局となり、神戸水源林事務所、兵庫県、兵庫みどり公社、宍粟市等の行政関係者、森林組合や地域の林業関係の事業体等、17団体が参画し、森林・林業再生プランの確実な実行のため、森林共同施業団地や路網の作設、地域林業の活性化等について幅広に議論することを目的に懇談会を定期的に開催しています。

 

   【事業内容を説明する藤木販売係長】

 

   【作業方法等を説明する現場代理人】

 

   【作業風景を熱心に視察する参加者】

 

   【作業風景】