林道事業について
林道は、森林整備や木材の搬出等の森林施業を効率的に実施するために必要不可欠な施設であり、広島北部森林管理署では90路線、総延長約91kmの国有林林道を管理しています(市町村林道等との併用区間(注)を除く。)。
当署の林道事業では、林道(林業専用道)の新設、既存の林道の改良(舗装、排水施設や擁壁の設置等)や災害復旧、並びに崩土の除去、除草等の維持管理を行っています。
林道の新設に当たっては開設コストを抑制するため縦断勾配(上り下りの程度)や線形(カーブと直線の組み合わせ)を比較検討するとともに、擁壁や排水施設等の構造物を採用する際は積極的に木材を利用するよう取り組んでいます。また、民有林と国有林が隣接するなど連携が必要な路線では、一体的、効率的な事業実施となるよう民有林・国有林の関係者が調整のうえ計画しています。
林道(林業専用道)工事実施状況
第二新元重山林業専用道新設工事(平成25年度完成)(神石郡神石高原町 新元重山国有林)
(平成26年度治山・林道工事コンクール 林野庁長官賞 受賞)
鳴瀬山林業専用道新設工事(平成27年度完成)(三次市日下町 鳴瀬山国有林)
林道の通行について
民有林林道と異なり、国有林林道(市町村林道等との併用区間を除く。)は森林施業のための道であり、ガードレール等の交通安全施設が設けられていない等、一般車両の通行を想定していません。
加えて、沿線にしばらく林道を使用する事業がない等の理由により、路肩の決壊、落石等があっても修繕されていない場合もあり、通行は危険を伴います。
このため、国有林林道に無断で進入し事故等が発生しても当署は一切の責任を負うことができませんので、皆様のご理解とご協力をお願いします。
通行を禁止している林道の一例(神石郡神石高原町 東山国有林(東山林道))
(注)国有林林道のうち、市町村林道等(市町村道や民有林林道)と路線が重複しているものを併用林道といいます。併用林道となっている区間については、原則市町村が管理しています。
お問合せ先
広島北部森林管理署
担当者:業務グループ
ダイヤルイン:050-3160-1000