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近畿中国森林管理局

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    森と水の学習会(庄原市高野小学校)

       6月24日(金曜日)、庄原市立高野小学校5・6年生児童35名を対象に、広島北部森林管理署、アサヒの森環境保全事務所、森林総合研究所広島水源林整備事務所の3者が連携し、今年で4回目となる「森と水の学習会」を開催しました。

       この学習会は、庄原市高野町内の国有林等での開催予定ではありましたが、当日は生憎の雨模様であったため、室内でのプログラムに変更し、高野湯川コミュニティセンター(旧湯川小学校)と比和自然科学博物館で実施しました。

       午前のプログラムでは、森林ボランティア団体「びほく・森のサポターズ」の皆さんによる紙芝居と森林クイズで、「山に降った雨のゆくえ」について学んだ後、アサヒのスタッフによる「水の浄化実験」で、実際に汚れた泥水が大粒や小粒の石の層を通りながら綺麗に浄化されていく様子について観察し、森林の働きなどについて学びました。
    児童からは、「下に流れ落ちる水が透明になっていてびっくりした。」 などの驚きの声が上がっていました。

     

    水の浄化実験1 水の浄化実験2

    汚れた水がきれいになっていく仕組みを学びました。

     

       「丸太切り体験」では、ヒノキの丸太を、児童一人ひとりがみんなからの声援を受けながら最後まであきらめずに切り落としていました。切り落とした後は、ツルツルした切り口を触ったり匂いを嗅いだりと満足そうな様子でした。
       その後「空飛ぶタネ」と題して、植物が子孫を残すために遠くまでタネが旅立つ仕組みについて「タネの模型」を作って体験し、完成した模型は誰が遠くまで飛ぶか皆で競争がはじまるなど楽しく学びました。

    丸太きり体験 空飛ぶ種

    頑張って丸太を切りました。

    誰の種が一番遠くまで飛ぶか競争!!

      

       午後からは、比和自然科学博物館に場所を移し、中国山地に生息している動植物の標本やはく製、この地域で発見されたクジラの化石などを見学し、地元「ショウバラ」の名前がついたクジラがいたことに驚いた様子でした。

    ショウバラクジラ

    昔この地域にいたショウバラクジラの化石を見ることができました。

       最後に児童からの感想では、「丸太が思うように切れず、早く切れるようになりたい」「中国山地にはいろんな動植物がいることがわかった」などの感想が聞かれました。森の中での学習会ではありませんでしたが、児童たちにはいろんな発見や気づきがあったように感じられた一日でした。

    集合写真

    森と水のことをたくさん学習しました!!

    お問合せ先

    〒728-0012
    広島県三次市十日市中2丁目5-19
    広島北部森林管理署

    TEL:050-3160-1000/0824-62-2155