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治山工事(木製谷止工)見学会を開催

   広島北部森林管理署は、10月2日に釜ヶ峰山国有林(庄原市口和町)の治山工事箇所において、木製谷止工の現地見学会を開催しました。

     この見学会は、平成26年8月の集中豪雨で下流の神社等に土砂の流出が発生し、今年度復旧を行っている工事箇所で、治山工事への理解と公共土木工事への木材利用の推進を目的として開催したもので、地元住民、広島県、庄原市などから47名の参加がありました。

    最初に、当署から昨年の被害の状況や工事概要を説明するとともに、工法選定にあたって、施工地隣接にアベマキ等の保護林があることや、周辺は、古くから霊山として、近年は「ふれあいの森」として活用されるなど地元住民との繋がりも深く、多くの人々に利用されている状況などから周辺環境にも配慮した工法となるよう、木製による谷止工を選定するに至ったことの説明を行いました。

コシイプレザービングによる説明2 コシイプレザービングによる説明

    また、工事請負者からは、今回初めて木製谷止工の施工を行ったこともあり感想として、コンクリートに比べて養生等が不要で施工が早くできる一方、丸太材の反りなどがあり調整するのに手間取ったなどの説明を、さらには、使用した資材(木材)のメーカーからは、資材(木材)の耐久性や安全性などについて説明を行いました。

    広島県からは、公共土木工事に使用する木材に関連して、県内の公共土木工事への木材利用の実態や、小径木等の低質材がバイオマス燃料として流通し、小径木が不足している状況などの説明があり、小径木をめぐる近年の動きについての情報提供がありました。

    参加者からは、「現地発生材や県産材を使って部材加工ができないか」「安全性や耐久性」などの資材に関する質問が多く出されました。
見学会終了時には参加者へのアンケート調査を行い、参加した多くの人から木製谷止工は「景観に優れる」との評価を頂くとともに、使用するには「強度・耐久性を確認して使用すべき」との意見も多く聞かれました。そのため、木製谷止工を施工するにあたっては、下流の安心・安全を図るためにも、景観のみならず施工場所等を十分検討し、可能な場所には整備したいと考えています。

    当署管内では木製谷止工の施工は初めてで、今回の見学会を契機に、治山工事への理解と公共土木工事への木材利用の推進が図られ、当施工地が県北部の一事例地となればと考えているところです。

木製谷止工

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