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近畿中国森林管理局

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    近畿木材利用建築促進フォーラムを開催

    ○近畿木材利用建築促進フォーラムを開催

    ~中大規模建築物の木造化・木質化の推進について情報発信~

    林野庁近畿中国森林管理局及び国土交通省近畿地方整備局、関西広域木造建築普及促進協議会は共催して、平成30年2月15日(金)、当局会議室において、近畿木材利用建築促進フォーラムを開催しました。

    中大規模建築物への木材の利用に取り組むリーディング企業や第一人者による木造化・木質化された建築物の高付加価値化・差別化についての事例報告がされ、パネルディスカッションでは、木造化・木質化された建築物の付加価値化について議論されました。

     


    建築・建設、木材、不動産所有、不動産鑑定士、行政(建築、森林分野)など幅広い分野から161名が参加

     

     

     

    ※近畿木材利用建築促進フォーラムの開催について(PDF : 210KB)

    ● 髙野・近畿中国森林管理局長あいさつ(要旨)

    木材は建築資材として優れた特性(調湿性、断熱性、やわらかな手ざわり等)を有しており、木造の保育所では、子どもが心理的に落ち着きやすいという報告もあります。また、木材は、いつまでも使い続けることができる再生可能な資源であり、さらに、二酸化炭素を固定したまま資材として利用できることから、地球温暖化の緩和に大きく貢献することが注目されています。また、欧米で中高層の木造建築物が建てられているのは、木材は鉄やコンクリートに比べて軽いことから、工期が短縮できるなど、コスト面の利点が一因です。

    わが国の森林は、戦後植えられた人工林が成熟期を迎え、資源として本格的な利用期を迎えています。

    こうしたことから政府としては建築物への木材の使用を促進しており、公共建築物に木材を積極的に利用することを求めています。さらに、平成31年度から自治体に対する森林環境譲与税の譲与が始まり、森林のない都市部の自治体においては森林整備を促進するための取組とした、木造公共施設の整備や、民間建築物の木造化・木質化への補助に使うことが想定されています。

    林野庁では、中高層建築の木造化の建材として期待されているCLT(直交集成板)の普及に関して、国土交通省と連携して、設計・施工の基準づくり、標準規格の作成に取り組んでいます。

    本日のフォーラムでの活発な情報交換が、今後の近畿地方の様々な建築における木材利用の促進への大きな一歩になることを祈念します。

     

    ● 安部・近畿地方整備局副局長あいさつ(要旨)

     近年の建築着工統計を階数別構造別延べ面積でみると、住宅では、1,2階で約8割強が、3階建てで約5割弱が木造である一方、非住宅では、1,2階建てで2割弱が木造、それ以上の階数では木造比率が極めて低いのが現状です。

     去る平成28年3月に5年ぶりに見直し閣議決定された住生活基本計画に、様々な木造住宅振興施策をしっかりと位置付けました。

     今後も引き続き、国土交通省においては、林野庁をはじめ関係省庁や団体とも連携しながら、全力を挙げて取り組んでいきたい。

     

    ●基調講演:「最近の都市木造建築の動向と今後の展望について」

     京都大学生存圏研究所 生活圏構造機能分野 教授 五十田 博 先生 

     国の都市木造建築の動向。海外で木造・木質構造化が進んでいる事情など。

    ※講演資料(PDF : 7,100KB)

     

     

    ●取組紹介:「JAS機械等級区分構造用製材品による大規模木造建築物等」

    株式会社 紅中 大阪第一営業所 次長 吉良 靖男 氏

    JAS機械等級区分構造用製材品を用い、許容応力計算により大規模木造建築(福祉施設)の建築事例など。

    ※講演資料(PDF : 4,429KB)

     

    ●取組紹介:「中大規模賃貸用不動産への木造(CLT)床の活用」

     三菱地所株式会社 住宅業務企画部兼新事業創造部 CLTユニット 主事 柳瀬 拓也 氏

     賃貸用共同住宅木造(CLT)床を活用した取組について、ユーザー目線での課題など。

     ※講演資料(PDF : 396KB)

     

    ●取組紹介:「木造(CLT)床を中大規模建築物に適用する際の技術的工夫等」

     株式会社竹中工務店 木造・木質建築推進本部 副部長 小林 道和 氏

     賃貸用共同住宅に木造(CLT)床を活用した取組についての技術的観点(耐火、遮音等)など。

     ※講演資料(PDF : 2,404KB)

     

     

    ●取組事例:「高齢者向けの住まいづくりにおける木造化の取組」

     アーク不動産株式会社 開発事業部 部長 今井 邦夫 氏

     木造化に取り組むにあたっての、会計上の課題、補助金制度の活用法など。

     ※講演資料(PDF : 1,618KB)

     

    ●取組事例:「はじめよう!中大規模木造」

     日経BP社省エネNext 編集長 日経BP総研社会インフラ研究所 上席研究員 小原 隆 氏

     初めて中大規模木造建築に取り組む際のヒントなど。

     ※講演資料(PDF : 2,331KB)

     

    ●パネルディスカッション

    進行:小原氏(日経BP社)五十田氏(京都大学)、吉良氏(株式会社紅中)、柳瀬氏(三菱地所株式会社)、小林氏(株式会社竹中工務店)、今井氏(アーク不動産株式会社)

    日経BP社の小原氏の進行により、木造化・木質化に取り組む際の課題、運用の段階での付加価値、担い手育成の必要性、意志決定権者への普及啓発の必要性などについて議論。まずは木造建築のマーケットの拡大に向けて、さまざまな用途に少しでも木材を使うことが重要との共通認識。

    ※講演資料(PDF : 116KB)

     

    ●閉会あいさつ

     三宅・関西広域木造建築普及促進協議会事務局長

     関西広域木造建築普及促進協議会は京都大学の五十田教授を会長に、木材利用の困りごと相談や情報交換を行える場としてつくりました。本フォーラム参加をきっかけに、ぜひ加入をお願いしたい。

     

    お問合せ先

    森林整備部 資源活用課

    ダイヤルイン:050-3160-6700
    FAX番号:06-6881-3564