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関東森林管理局

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    集水井工

    概要

    • 集水井工(しゅうすいせいこう)は、地表からでは排除できないすべり面付近の地下水を排除し、地すべりを防止します。
    • 深い縦井戸を掘って、集水ボ-リング孔によって集水し、排水ボーリング孔によって排水する工法を紹介します。
    • 集水井戸は、ライナープレートを使用した縦井戸で、下図のように、井戸から上部方向へ扇状に集水ボーリングを実施し、排水ボーリングにより地すべりブロックの外等に地下水を排水し、地すべりの動きを抑えます。 
    ido1(施工地:新潟県長岡市妙見町) burokku1

    施工前

    idomae
    • 集水井戸施工箇所の状況です。
    • 設置する縦井戸は、直径3.5m、深さ24.5m (地上部0.5m、地中24.0m)、集水ボーリングは12孔、670m、排水ボーリングは1孔、62.3mです。

    基礎コンクリート

    tokotuke
    • バックホウで整地し、ライナープレートを組立で井戸の設置位置を確定します。 

    koteikonkuri-to
    • ライナープレート周囲をコンクリートで固定します。 

    koteikanryou
    • 固定基礎コンクリート完了です。

    井戸掘削

    kusaku1
    • クラムシェルという掘削機械で井戸を掘り下げていきます。

    kusaku2
    • 掘削状況です。

    pure-to1
    • 掘削したら、周囲の壁が崩れないよう、すぐにライナープレートを組立ていきます。ライナープレートの1枚の高さは50cmです。

    idohori
    • 深さが20mを越えると、クラムシェルが届かなくなるため、電動式の小型バックホウで掘削し、クレーンで土砂を地上へ搬出します。

    doshyadasi1
    • クレーンによる搬出状況です。

    kaidan1
    • 昇降用階段を取付けます。

    sokobari
    • 底をコンクリートで覆ったら井戸本体の完了です。

    排水ボーリング

    haisui
    • 排水ボーリングの施工状況です。
    • ボーリングマシンにより穴を掘り(削孔といいます)、下部の集水井戸に連結します。径100mmの鉄管を挿入します。

    haisuizenkei
    • ボーリング作業が終了しました。

    haisui3
    • 排水管を挿入していきます。(鋼管100mm) 

    haisui4
    • 排水管飲み口を施工しました。

    haisui6
    • 排水管を吐口まで連結して完了です。

    集水ボーリング

    syuusui1
    • 集水ボーリングの状況です。
    • 扇状に12孔ボーリングし、径40mmの塩ビ管(周囲に穴を開ける) を挿入します。

    syusui3
    • 塩ビ管挿入状況です。

    syusui4
    • 塩ビ管をつないでさらに挿入していきます。

    syusui5
    • 元口管を設置し完了です。

    syusui2
    • 集水ボーリング完了です。右端がよく集水されています。

    施工後

    kansei2
    • 天蓋を設置し、入り口に鍵を掛けて完成です。

    お問合せ先

    計画保全部 治山課
    担当者:企画係
    ダイヤルイン:027-210-1190

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