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関東森林管理局

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    足尾荒廃地の緑化

    概要

      栃木県日光市足尾地区は、利根川支流の渡良瀬川の源流域に位置し、現在の人口は約三千人の静かな山村です。足尾銅山周辺の国有林は、森林伐採・山火事に加え精錬所から排出される亜硫酸ガスによる煙害が森林を消失させたため、広大な荒廃地が出現し豪雨時には洪水が発生し、下流域に甚大な被害をもたらすようになりました。

     

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    足尾地区三川ダム上流(左:仁田元沢中:松木沢右:久蔵沢)

    三川ダム上流

      明治30年頃から国直轄事業での森林復旧が試みられたものの、なかなか効果は上がりませんでしたが、精錬方法の改善により煙害がなくなった昭和31年から本格的な緑化事業に着手し、これまでに858ヘクタールの緑化が完了しています

     

    足尾精錬所付近の状況(昭和28年)

     精錬所

     


     

     植生盤による緑化

     はげ山となった荒廃地の復旧は困難を極めましたが、試行錯誤を繰り返した結果、植生盤を用いた緑化工法が昭和30年代に確立され全面的に採用されました。

    植生盤製作機「リョッカー」

    リョッカー

     ・完成した植生盤

    植生盤

     矢印

    斜面に植生盤を等高線状に貼り付けます
    植生盤

      ●「植生盤」の採用により足尾の緑化が大きく進展しました。(昭和35年頃)

     


    航空機による緑化

    昭和40年に入ると、人の手では緑化が困難だった奥地急傾斜地などにも、ヘリコプターを利用した緑化工法が全国に先駆け導入されました。

     ヘリコプター

    生育状況 

      ●ヘリによる種子散布(肥料・種子・養生材)状況と緑化による植生の生育状況

     


     よみがえった森

    かつては草木が枯れ果てた山肌も、現在では、久蔵沢や安蘇沢を中心に緑が着実に回復しつつあります。緑が回復するにつれ、山にはツキノワグマやニホンカモシカ、川にはイワナやヤマメといった生きものが見られるようになってきています。

     久蔵沢S30

    昭和30年代前半の久蔵沢の状況

     

    矢印

    約55年後

    久蔵沢H22

    平成22年の久蔵沢の状況

     

    安蘇沢S30

    昭和30年代前半の安蘇沢の状況

     

    矢印

    約55年後

    安蘇沢H22

    平成22年の安蘇沢の状況

    お問合せ先

    森林整備部治山課
    担当者:企画係
    ダイヤルイン:027-210-1190
    FAX:027-210-1192

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