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関東森林管理局

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    福島森林管理署

    福島森林管理署について

    概要

    福島森林管理署及び白河支署で阿武隈川流域を管理しております。阿武隈川森林計画区を管轄区域とする国有林野の面積は93千haであり、区域内の森林面積の34%を占めています。
    当計画区は福島県の中央部に位置し、いわゆる中通り呼ばれる地域の大半を占める地域です。



    林況

    当計画区は、奥羽地域、阿武隈中北部地域、阿武隈南部地域に大別されます

    1.奥羽地域(5団地)

    当地域は、北は宮城・山形の県境から南は栃木県境までの奥羽山脈の東面に位置する地域であり、地況、林況等により5つの団地に区分されます。

    • 茂庭団地(本署管内)
      福島市の北西に位置し、栗子山山麓と摺上川流域の標高200~1,200mにわたる地域で急峻な地形となっており、ブナ等の若齢天然林が大宗を占めています。中流部では現在、摺上川ダム建設が進められていて、水源かん養機能の重点的な発揮が期待されています。
    • 吾妻団地(本署管内)
      東吾妻山から安達太良山に至る火山群の東面一帯の標高400~2,000mにあたる地域であり、特に上部は原生的な天然林が保存され、自然環境の維持、動植物の保護、遺伝子の保存等が求められています、また風致探勝林、自然休養林に指定されています。
    • 安積団地(郡山・会津管内)
      安達太良山から額取山、八幡岳と南北に連なる帯状に広がる地域で、標高500~1700mにわたり、全体的に急峻な地形です。標高800m位まではスギ、ヒノキ等の人工林が多く、また、岩瀬マツの産地でもあり木材等生産機能の重点的な発揮が期待されています。
    • 羽鳥・甲子団地(白河管内)
      白河市の北西に位置し標高560~1,920mで起伏に富む山岳地帯です。上部一帯は天然林を主体とした広葉樹からなり、下部は人工林地帯となっています。
    • 大屋団地(白河管内)
      白河市の北西に位置する大信村を中心とする標高360~960mの里山が大半の地域でスギ、ヒノキの優良な人工林が多く見られます。

    2.阿武隈中北部地域

    当地域は、南は小野町から北は染川町までの阿武隈山系の地域で花崗岩類を基岩とした阿武隈隆起準平原の丘陵地帯が特徴であり、福島市、郡山市から近い森林に、レクリエーション等に利用されています。

    3.阿武隈南部地域(2団地)

    当地域は、白河市の南東部に位置する表郷団地と石川郡一円の地域です。

    • 表郷団地(白河管内)
      標高400~800mに位置する里山の地域で中・古生層からなる適潤肥沃な土壌が多いことからスギ、ヒノキを主体とした優良な人工林地帯となっています。
      犬神ダム上流部地域は重点な水源地帯です。
    • 石川団地(棚倉管内)
      いわき市等下流地域の重要な水源となっているとともに、スギ、ヒノキの生育が良好な人工林地帯であり、一部においては形質の優良な岩瀬系アカマツが生産されています。