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吾妻山周辺(画像は10月初旬)

森林生態系保護地域とは原生的な天然林を保存することにより、森林生態系からなる自然環境の維持、動植物の保護、遺伝資源の保存、森林施業・管理技術の発展、学術研究等に資することを目的としています。森林生態系保護地域は、保存地区(コアエリア)と保全利用地区(バッファゾーン)とで構成され、森林の取り扱いも異なります。

吾妻山周辺は関東・東北森林管理局にまたがり、面積は約12,000haに及びその地域の一部である福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字西吾妻山外1国有林456林班の標高は約1,300mでブナ・ミズナラを主林とした森林で、標高約1,700mを超えるとオオシラビソやダケカンバを主林とした森林に変わり樹齢は100年を超えます。

 画像は、2010年10月上旬の456林班のブナ林内のもので、グランデコスノーリゾートのゴンドラを利用し、山頂駅からトレッキングシューズで広葉樹林内の遊歩道をゆっくりと下り、デコ平湿原や百貫清水の自然を楽しみながら散策し、約2.0km(約60分)歩いたところでブナ林が現れます。帰路はデコ平口から林道を利用すれば、全行程で約3時間のトレッキングを楽しめます。自分の体力と相談しながら、布滝を経由して早稲沢方面へ足を進めることもできます。(事前に早稲沢口駐車場に帰りの車を準備することをお忘れなく。)ブナの葉の色が濃い緑から少し黄緑色に変化していることと、大木に絡みついた紅葉の早いツタウルシの赤のコントラストが目に焼き付き秋を感じさせる光景と出会います。

 

 ブナ林ブナ

     濃い緑のブナ林から黄緑色に変化して                       ブナ(ブナ科・ブナ属)

      美しい表情を見せてくれる森林です                 100年以上のブナで力強さを感じさせる樹形です                       

ヒオドシチョウツタウルシ

   ヒオドシチョウ(タテハチョウ科・タテハチョウ亜科)               ツタウルシ(ウルシ科・ウルシ属)

   幼虫はニレ科ハルニレやヤナギ科オオバヤナギ          シナノキに絡みついて、目に焼き付く紅葉をしていました

        などを食べ成虫で越冬

 

清水遠景

  百貫清水でブナ森林内の雨や雪が土中にしみこみ                山頂は標高1,981.8mの西大嶺

  長い年月をかけて湧水として喉を潤してくれます          保存地区で、オオシラビソ・ダケカンバの森林がみられます

 

アクセス

磐梯自動車道猪苗代磐梯高原ICから国道115号線・国道459号線を利用し、グランデコスノーリゾートまで約23km 約30分

関連資料(PDF:37KB)

お問い合わせ先

会津森林管理署 
担当者:森林ふれあい係
ダイヤルイン:0242-27-3270
FAX:0242-27-3272

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