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ホーム > 報道発表資料 > 平成26年度 森林内の放射性物質の分布状況調査結果について


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プレスリリース

平成27年3月27日

農林水産省

平成26年度 森林内の放射性物質の分布状況調査結果について

農林水産省は、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、平成23年度から福島県内の森林において土壌や落葉層、樹木の葉や幹などの放射性セシウム濃度とその蓄積量の調査を実施しており、この度、平成26年度の調査結果を取りまとめました。

1.調査の概要

東京電力福島第一原子力発電所の事故により、森林地域に放射性物質が降下しました。農林水産省は、森林内の放射性物質の分布状況等を的確に把握した上で、森林の取扱い等の対策を検討するため、平成23年度から、独立行政法人森林総合研究所(以下「森林総研」という。)と連携し、発電所からの距離が異なる福島県内の3町村(川内村、大玉村、只見町)において、森林内の土壌や落葉層、樹木の葉や幹などの部位別の放射性セシウム濃度と森林全体の放射性セシウムの蓄積量を調査しています(森林内における放射性物質実態把握調査事業)。

2.調査内容

(1)調査箇所

福島県川内村(スギ)、大玉村(スギ、アカマツ、コナラ)、只見町(スギ)の国有林、川内村上川内(スギ)の村有林

(2)調査方法

各調査地において、空間線量率を測定したほか、落葉層の試料と、深さ別の4層の土壌(0~5、5~10、10~15、15~20cm)の試料を採取しました。

調査地周辺で対象樹種を各3本選び、伐採して、葉、枝、幹に分け、幹については樹皮、材に分けました。

部位別の試料は乾燥・粉砕した後、ゲルマニウム半導体検出器によるガンマ線スペクトロメトリ法で放射性セシウム134及び放射性セシウム137の濃度を測定しました。

3.調査結果及び考察

(1)部位別の放射性セシウム濃度の変化について

葉や枝、樹皮など樹木の部位別の放射性セシウム濃度は、2011年の調査開始以来、引き続き低下傾向にありました。葉の濃度は2013年に比べ、スギは27~41%に、アカマツは35%に、コナラは63%に低下しました。枝の濃度は28~60%に、樹皮の濃度は36~87%に低下しました。また、木材内部の心材と辺材の放射性セシウム濃度は全般に低く、2013年と比べて大きな変化は認められませんでした。

落葉層の濃度は、2013年に比べ51~83%に低下しましたが、葉や枝など他の部位より高い濃度となっています。土壌の濃度は、これまでと同様、表層土壌0~5cmの層が最も高く、5cmより深い層はその10分の1以下で、下層にいくほど低下する傾向を示しました。

(2)森林全体の放射性セシウム蓄積量と分布の変化について

森林全体の放射性セシウム蓄積量は、初期沈着量の最も多かった川内スギ林では次第に減少する傾向を示し、これ以外の調査地では、蓄積量の変化の明瞭な傾向は認められませんでした。いずれの調査地も、森林の地上部の樹木に蓄積する割合が減少し、落葉層や土壌に蓄積する割合が増加しました。

部位別の放射性セシウムの蓄積量の割合については、2011年から2012年にかけて土壌の割合が大幅に増加するなどの変化がありましたが、2012年から2014年にかけての変化は小さなものでした。上川内スギ林を除き、土壌に分布する放射性セシウムの割合が年々増加し、2014年は全体の77~86%となりました。上川内スギ林は、2013年から2014年にかけて枝や葉の割合が減少して土壌の割合が大幅に増加する一方で、落葉層にこれまでと同様、約半数が分布していました。

(3)森林全体の放射性セシウムの蓄積量の変化は小さく土壌表層付近に留まっていることや、渓流水中の放射性セシウム濃度の調査結果等から、放射性セシウムは森林内に留まり、森林外への流出量は少ないと考えられます。

4.今後の予定

農林水産省では、引き続き、森林総研や地元自治体等と連携しながら、森林内の放射性物質の分布状況等について継続的に調査を進めていくとともに、今回の結果を踏まえた、より効果的な除染技術の開発・実証など森林の除染や森林からの放射性物質の拡散防止に向けた取組を進めてまいります。

5.参考

平成23年12月27日付けプレスリリース「森林内における放射性物質の分布状況調査結果について(第二報)」

http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/hozen/111227_2.html

平成25年3月29日付けプレスリリース「森林内の放射性物質の分布状況調査結果について」

http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/kenho/130329.html

平成26年4月1日付けプレスリリース「森林内の放射性物質の分布状況調査結果について」

http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/ken_sidou/140401.html

 

<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)

お問い合わせ先

林野庁森林整備部研究指導課
担当者:上野、吉松、中村
代表:03-3502-8111(内線6224)
ダイヤルイン:03-6744-9530
FAX:03-3502-2104

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