木原山風景林(雁回山)：林野庁

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木原山全景
市街地から見る木原山
火渡り神事で知られる木原不動尊
如来寺コースから普賢岳を望む
普賢岳を望む
六殿神社

木原山風景林(雁回山)

57.85ha

標高最低地点：50m／全般：50～300m／最高地点：314m

地元に寄り添う雁回山～数多の歴史を見届ける～

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地域: 九州

アクティビティ: 花見（種類：サクラ）：立岡自然公園（「レクリエーションの森」外）水遊び・釣り・舟（池・湖・川）：立岡自然公園（「レクリエーションの森」外）神社仏閣巡り（「レクリエーションの森」外）天然記念物(国指定)：下田のイチョウ（「レクリエーションの森」外）

概要

地理的・地形的特徴: 木原山（きはらやま）は、熊本県の中央部に位置し、熊本市、宇土（うと）市と宇城（うき）市にまたがり、木原山山麓から標高314mの山頂にかけて東西方向に長い丘陵地帯を形成しています。宇土半島基部とされる木原山は、地質的に中生代白亜紀後期の砂岩や礫岩などの堆積岩を基盤としています。
歴史的・文化的特徴: 木原山は、鎮西八郎源為朝（ちんぜいはちろうみなもとのためとも）の居城であったと伝えられています。為朝は鎌倉幕府を開いた源頼朝の叔父であり、初代琉球国王とされている舜天（しゅんてん）の父と云われています。若い為朝はあまりに乱暴者であったため、13歳のときに父親の為義（ためよし）から九州に追放されましたが、後に肥後(現在の熊本)の木原山に城を築き、阿蘇大宮司忠国（だいぐうじただくに）の聟（むこ）となったのち、九州を制圧し、自ら鎮西（ちんぜい）八郎と称しました。
その為朝は弓の名手としても有名であり、強弓で木原山を通る雁をいつも射落としていたため雁は恐れをなし、木原山の上を避けるように回って通るようになったことから、『雁回山（がんかいざん）』と呼ばれるようになったと云われています。現在も、『雁回山』の呼び名で県民・市民に親しまれています。
気候等と植生・野生生物: 年平均気温は約17℃で、年間を通じて温暖で過ごしやすい気候です。遊歩道ではノウサギや野鳥に出会うことができ、シイ・カシ・タブ等の照葉樹や植栽されたスギ・ヒノキに覆われた森は、県民憩いの森として愛されています。
楽しみ方: 展望所からの眺望に優れ、眼下には豊かに水を貯えた緑川が熊本平野の田園地帯を潤し、島原湾に注いでいます。また、北には金峰山（きんぽうざん）の山麓と熊本市街地を望み、東には噴煙たなびく阿蘇の峰々が連なり、南には八代（やつしろ）平野が展開し、更に西には海上に浮かぶ天草の島々を一望することができます。
頂上へは6つの登山コースがあり、多方向から木原山を堪能することができます。また、第一展望所まで各1時間程度のコースとなっているため、気軽に登山を楽しむことができます。道中には不動像、苔むした多くの地蔵が見つめる独特な雰囲気の人工滝、多くの伝説がある鬼の岩屋や横に伸びた枝の途中から上に立木のように枝が伸びている『不思議な木』等を見ることができます。
山麓には日本三大不動尊のひとつである木原不動尊や、熊本県下で最初の重要文化財となった朱塗りの楼門がある六殿（ろくでん）神社のほか、日本最大級の塚原古墳公園、国指定史跡の御領（ごりょう）貝塚等、歴史を体感できるスポットが満載です。

お知らせ

恒例イベント: 2月：木原不動尊春季例大祭
10月：六殿神社秋季例大祭
注意（動植物）: 春から秋にかけてハチ、マダニに注意してください。長袖・長ズボン着用必須。
注意（危険箇所）: イノシシ対策の電気柵に注意して下さい。
注意（その他）: 城南コースは平成28年の熊本地震及び豪雨の影響により、歩道が大規模崩壊により分断されていることから、「通行止め」となっています。

利用案内

入園料: 無料
開園時間・期間・時期等: 通年24時間利用可能
宿泊の選択肢: （レク森外）立岡自然公園キャンプ場、熊本市街地に宿泊施設多数

施設: トイレ（含む周辺）遊歩道・散策路・自然観察路（含む周辺）駐車場（含む周辺）展望台自動販売機（「レクリエーションの森」外）売店（付近にコンビニあり）（「レクリエーションの森」外）レストラン・食堂（「レクリエーションの森」外）キャンプ場 and/or バンガロー：立岡自然公園（「レクリエーションの森」外）（場合によっては有料）無料公衆無線LAN（Wi-Fi）（「レクリエーションの森」外）資料館：熊本市塚原歴史民俗資料館（「レクリエーションの森」外）（施設利用、アクティビティ参加は有料）文化財（国指定）：六殿神社(楼門)（「レクリエーションの森」外）宿泊施設（ホテル・旅館等）（「レクリエーションの森」外）温泉：城南温泉（「レクリエーションの森」外）