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林野庁

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重視すべき機能に応じた管理経営

  国有林野では、公益重視の管理経営の一層の推進を図るため、森林の有する多面的機能のうち特に重視する機能に応じて森林を「山地災害防止タイプ」、「自然維持タイプ」、「森林空間利用タイプ」、「快適環境形成タイプ」、「水源涵養タイプ」の5タイプに区分(機能類型区分)し、機能を最大限に発揮できるような森林づくりを進めています。

 

 水源涵養タイプ
水資源を蓄え、良質な水を供給する機能を重視して森林を守り育てます。
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白山(中部森林管理局)

 山地災害防止タイプ
山崩れなどの災害を防止する機能を重視して森林を守り育てます。
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高天良(中部森林管理局)

 森林空間利用タイプ
森林レクリエーションなど森林とのふれあいの場としての機能を重視して森林を守り育てます。
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西ノ浦森林スポーツ林(九州森林管理局)

 自然維持タイプ
森林生態系の保全や貴重な野生生物の保護など自然環境を維持する機能を重視して森林を守り育てます。
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知床(北海道森林管理局)

 快適環境形成タイプ
空気をきれいにしたり、騒音をやわらげたりする機能を重視して森林を守り育てます。
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北山(近畿中国森林管理局)


 【森林のタイプごとの面積と割合】

機能類型ごとの面積と割合

※面積は、国有林野管理経営規程第12条第1項に基づく計画対象森林の平成28年4月1日現在の数字。  

 

森林のタイプごとの森づくりの考え方 

山地災害防止タイプ

  表土の保全や根系および下層植生の発達を促すため、天然林においては必要に応じて育成複層林へ導くための施業を推進するとともに、人工林に おいては、複層林や、可能な箇所においては自然に育った広葉樹等を活用し針広混交林に誘導します。

 

自然維持タイプ

  学術研究のためなど特別な場合を除いて伐採を行わず、自然の推移に委ねた天然生林へ導くための施業を行います。

 

森林空間利用タイプ

  利用形態、森林の現況等に応じた多様な森林を維持・造成するため、天然生林へ導くための施業を行うほか、人工林の持つ美的景観の確保に留意しつつ育成複層林、育成単層林へ導くための施業を行います。

 

快適環境形成タイプ

  防音または大気浄化に有効な森林の幅を維持するため、原則として育成複層林へ導くための施業を行います。

 

水源涵養タイプ

  根系の発達や特定の水源の渇水洪水の緩和等を目的として、天然林においては必要に応じて育成複層林へ導くための施業を推進するとともに、人工林においては、長伐期施業を進めたり、複層林や可能な箇所においては自然に育った広葉樹等を活用し針広混交林に誘導します。 

 

森林関連専門用語の注釈

  • 育成複層林へ導くための施業:森林を構成する樹木を部分的に伐採し、そのあとに植林を行うことなどにより、年齢や高さの異なる樹木から構成される森林(複層林)を造成する森林づくりの方法
  • 針広混交林:針葉樹と広葉樹が混じりあった森林
  • 天然生林へ導くための施業:森林を自然の推移に委ね、主として天然更新などの自然の力を活用して森林(天然林)を造成する森林づくりの方法
  • 育成単層林へ導くための施業:森林を構成する樹木の全部または大部分を一度に伐採し、そのあとに一斉に植林を行うことなどにより、年齢や高さのほぼ等しい樹木から構成される森林(単層林)を造成する森林づくりの方法
  • 長伐期施業:通常、主伐が行われる林齢(例えばスギの場合40年程度)の概ね2倍以上の林齢で主伐を行う森林施業の一形態

お問合せ先

国有林野部経営企画課

担当者:経営計画班
代表:03-3502-8111(内線6282)
ダイヤルイン:03-3502-8347
FAX:03-3592-6259