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「平成30年度 第4回 林政審議会 施策部会」の概要について

3月15日(金曜日)に開催された「平成30年度 第4回 林政審議会 施策部会」の概要をお知らせします。

1.日時及び場所

  平成31年3月15日(金曜日)10時00分~12時00分
  農林水産省 本館7階 第3特別会議室
  所在地:東京都 千代田区 霞が関 1-2-1

2.議題

  (1)「平成30年度 森林・林業白書」の検討について
  (2)その他

3.概要

「平成30年度森林・林業白書(素案)」について議論が行われ、委員から主に以下のような意見等が出されました。

(全体について)
今回の白書は前向きな内容が多く、林業を巡る昨今の状況を表しているのではないか。
今後、他の業界に向けても森林・林業白書のPRを図ってもらいたい。

(トピックスについて)
最初の話題として災害を取り上げているのが良かった。
福島の植樹祭については、海岸防災林を会場として行われたことが書かれており、大震災からの復旧・復興がわかるような内容となっていて良かった。
台風21号による風倒木被害や一連の災害による治山施設への被害等もあったので、トピックスもしくは通常章で触れるようにして欲しい。

I章(特集章)について)
林業従事者全体だけではなく、育林従事者が減少していることに触れたことは良かった。林業用アシストスーツの開発等について触れると良いのではないか。
林業に就業した者の労働条件について、具体的な就業者の声も示しながら紹介している点が良かった。林業経営体による、就業者の労働条件についての意識改革の取組を書くようにして欲しい。
外部から、林業に関わることとなった者の視点について紹介されているのが良い。本文と事例もマッチしており、読み物としても興味深く感じる。

(II~VI章(通常章)について)
苗木生産の状況について、必要な植栽本数に対しての需給の状況や調整はどのようになっているのか。
労働力確保支援センターの役割について書いて欲しい。
木質バイオマスエネルギーについて、容量や発電量の数字だけではわかりにくいので、「何世帯分の電力」等に換算して表せないか。
海外のCLT建築の最新事例等を紹介すると良いのではないか。
東日本大震災対応での木材利用については、木造仮設住宅をもっと建てられたのではないかと感じている。将来いずれかの時点で、東日本大震災の復旧・復興における木材利用の取りまとめ、評価が必要となるのではないか。
木造仮設住宅の木材を他の災害対応に再利用した事例は、復興への取り組みだけではなく、木材利用の可能性も示している。こうした事例を今後も紹介して欲しい。

お問合せ先

林政部企画課

担当者:年次報告班
代表:03-3502-8111(内線6061)
ダイヤルイン:03-6744-2219