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ホーム > 森林・林業白書 > 平成25年度 森林・林業白書(平成26年5月30日公表) > 平成25年度 森林・林業白書 全文(HTML版) > 第1部 第V章 第1節 木材需給の動向(3)


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第1部 第V章 第1節 木材需給の動向(3)

(3)木材価格の動向

(平成25(2013)年の素材価格は回復傾向)

国産材の素材(丸太)価格(*37)は、昭和55(1980)年をピークとして長期的に下落傾向にあったが、平成21(2009)年以降は、スギ、ヒノキ、カラマツの価格については横ばいで推移した。平成25(2013)年の国産材の製材用素材価格は、好調な住宅向けの需要により、昨年の価格下落から回復傾向にあり、12月にはスギで14,600円/m3(年初比3,900円/m3高)、ヒノキで25,200円/m3(年初比6,600円/m3高)、カラマツで11,400円/m3(年初比1,000円/m3高)となった(資料V−12)。

輸入丸太の価格は、為替レートや生産国の動向等により、大きく変動する。米材(べいざい)(*38)丸太の価格は、原油価格の上昇や円安方向への推移の影響により、平成17(2005)年ごろから上昇していたが、その後、世界的な金融危機や円高方向への推移の影響を受けて下落した。平成25(2013)年12月の米材丸太価格は、米(べい)マツ(*39)で29,200円/m3(年初比6,300円/m3高)、米(べい)ツガ(*40)で23,900円/m3(年初比3,400円/m3高)となっている。北洋材丸太の価格は、原油価格の上昇とロシアによる丸太輸出税の引上げにより、平成19(2007)年に急激に上昇した。平成25(2013)年の北洋材丸太価格は、北洋エゾマツ(*41)で26,600円/m3(年初比4,400円/m3高)となっている。

資料V−12

データ(エクセル:68KB)


(*37)製材工場着の価格。

(*38)アメリカ合衆国とカナダから輸入される木材。

(*39)ダグラス・ファー(トガサワラ属)の通称。

(*40)ヘムロック(ツガ属)の通称。

(*41)ロシアから輸入されるエゾマツ(トウヒ属)の通称。



(平成25(2013)年の製品価格も回復傾向)

国産材の製品価格は、平成25(2013)年12月のスギ正角(しょうかく)(*42)(乾燥材)の価格で66,700円/m3(年初比6,100円/m3高)となっている。

また、輸入材の製品価格は、構造用材としてスギ正角(乾燥材)と競合関係にあるホワイトウッド集成管柱(くだばしら)(*43)の価格でみると、円安方向への推移の影響等により平成19(2007)年に急上昇したが、その後の円高方向への推移の進行等により、平成20(2008)年から平成21(2009)年にかけて下落した。平成25(2013)年12月の価格は円安方向への推移の影響等により、75,600円/m3(年初比12,100円/m3高)であった。

針葉樹合板の価格は、為替変動等により平成20(2008)年から下落傾向にあったが、平成21(2009)年以降は、針葉樹合板の在庫調整が進み購買意欲が回復したことから価格は上昇した。平成23(2011)年は、東日本大震災の復興資材としての需要の増加が見込まれたことにより、一時的に上昇したものの、同5月以降は非被災工場での増産体制の整備が進んだことなどから価格上昇は止まり、その後は下落傾向で推移した。平成25(2013)年12月の針葉樹合板の価格は、1,220円/ 枚(年初比200円/枚高)であった(資料V−13)。

資料V−13

データ(エクセル:45KB)


(*42)横断面が正方形である製材。

(*43)輸入したホワイトウッド(欧州トウヒ)のラミナを国内の集成材工場で接着・加工した集成管柱。管柱とは、2階以上の建物で、桁等で中断されて、土台から軒桁まで通っていない柱。



(チップ価格は長期的に下落傾向)

国産木材チップ(紙・パルプ用)の価格は、平成19(2007)年以降、製材工場からのチップ原料の供給減少等により顕著な上昇傾向にあったが、平成22(2010)年以降は、紙需要の減少等により下落傾向にある。平成25(2013)年12月の国産針葉樹チップ価格は12,200円/トン(年初比200円/トン安)、国産広葉樹チップ価格は16,300円/トン(年初比300円/トン安)であった。

また、輸入木材チップの価格は、中国での紙需要の増加を背景に上昇してきたが、平成20(2008)年秋以降の景気悪化により、平成21(2009)年以降は下落傾向にある。平成25(2013)年の輸入針葉樹チップの価格は、18,800円/トン(前年比900円/トン高)であった(資料V−14)。また、輸入広葉樹チップの価格は、19,900円/トン(前年比1,800円/トン高)であった。

資料V−14

データ(エクセル:70KB)

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