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ホーム > 森林・林業白書 > 平成24年度 森林・林業白書(平成25年6月7日公表) > 平成24年度 森林・林業白書 全文(HTML版) > 第1部 第VI章 第2節 木材産業の動向(5)


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第1部 第VI章 第2節 木材産業の動向(5)

(5)木材チップ製造業 

木材チップは、木材を切削した小片である。木材チップの原料は、主に、素材(原木)、工場残材、林地残材、解体材・廃材(建築発生木材)の4つに分けることができる。木材チップの9割以上が、紙・パルプの生産に利用されている。

(木材チップ工場は減少) 

我が国の木材チップ工場数は、平成23(2011)年時点で、前年比33工場減の1,545工場となっている。このうち、製材工場・合単板工場との兼営が1,165工場、木材チップ専門工場が380工場となっている。

(木材チップ用素材のほとんどは国産材) 

木材チップ用素材の入荷量は、平成23(2011)年には前年比3%増の429万m3であった。このうち、国産材は427万m3(99.7%)、輸入材は1万m3(0.3%)となっている。国産材のうち、針葉樹は211万m3(49%)、広葉樹は217万m3(51%)となっている。これまで、国産材の木材チップ用素材は広葉樹の方が多かったが、近年では針葉樹が増加して、ほぼ同水準となっている。

(木材チップ生産量は増加) 

木材チップ工場における木材チップの生産量は、住宅解体戸数の増加等により、平成23(2011)年には前年比4%増の564万トン(絶乾重量、以下同じ。)であった。原料別の生産量は、「素材(原木)」は前年比1%減の238万トン(生産量全体の42%)、「工場残材」は前年比6%減の173万トン(同31%)、「林地残材」は前年比9%増の15万トン(同3%)、「解体材・廃材」は前年比35%増の139万トン(同25%)となっている(資料VI−30)。

 

 

資料VI-30

データ(エクセル:70KB)

(木材チップ供給量の大半は輸入) 

木材チップの輸入量は、平成23(2011)年には1,179万トンであり、木材チップの消費量に占める輸入木材チップの割合は68%であった(*83)。木材チップの主な輸入先国は、オーストラリア(315万トン)、チリ(258万トン)、南アフリカ(165万トン)等となっている。


(*83)173ページにおける輸入木材チップの割合(70%)は、パルプ生産に利用された木材チップに占める割合であることから、ここでの割合とは一致しない。


コラム 11月3日を「合板の日」に制定 

コラム合板の日コラム合板の日

平成24(2012)年11月に、特定非営利活動法人木材・合板博物館と日本合板工業組合連合会は、我が国で初めてロータリーレース(注)を使って合板が製造された日にちなみ、「11月3日」を「合板の日」とすることを提唱した。
我が国では、明治38(1905)年から、名古屋の木工業者である浅野吉次郎氏が、英国から取り寄せた合板製の茶箱を手がかりとして、薄板を製造する機械の開発に取り組んだ。その結果、在来の刃渡り3尺5寸(約1m)の大鉋で、ローラーに固定した丸太を桂剥きにする装置(現在のロータリーレース)を開発して、明治40(1907)年11月3日に、この装置によりブナ丸太の切削に初めて成功した。その後、浅野氏は、単板を乾燥・接着して合板を製造する技術を完成させ、製造した合板を「アサノ板」として販売した。
今後、同法人と同会では、「合板の日」に合わせて、合板産業の発展に貢献した人々を顕彰するとともに、合板に関するシンポジウムなどを開催することとしている。

注:丸太を回転させながら桂剥きのように切削して、単板を製造する機械。
資料:日本合板工業組合連合会(2008)合板百年史: 46月52日、森林と林業, 2012年12月号: 12.

お問い合わせ先

林政部企画課年次報告班
代表:03-3502-8111(内線6061)
ダイヤルイン:03-6744-2219
FAX:03-3593-9564

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