ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理局の概要 > 管内各センターのご紹介 > オホーツクの森林ボランティア活動報告会
常呂川森林ふれあい推進センターでは、 自然再生や森林環境教育について森林ボランティア団体等と連携して取り組んでいます。 この度、オホーツク管内の森林ボランティア団体等をお呼びし、各団体の活動発表と参加者等との意見交換を行った活動報告会を開催しましたので、その概要をお知らせします。 |
報告会プログラム(開始14時00分、終了16時30分)
1 主催者挨拶 常呂川森林ふれあい推進センター所長 菊地浩司
2 「オホーツクの森」での活動 同 上
3 基調講演 「北海道森林ボランティア協会の取り組み ~設立10年から見えてきたこと~ 」
NPO法人北海道森林ボランティア協会 市山 勝一郎 氏
4 発表1 オホーツク森林づくりクラブ 山田 龍 氏
5 発表2 森林ボランティア「オホーツクの会」 鞘師 守 氏
6 質疑応答・意見交換
7 御礼の言葉 北海道森林管理局 技術普及課長 中島 章文
平成16年4月に、国有林の組織改革で「常呂川森林環境保全ふれあいセンター」の設置に伴い、森林ボランティア団
体や漁協、地元自治体などで構成される実行委員会を組織して、毎年、一般市民や地元小学生などを呼んで、「オホ
ーツクの森」で植樹等を行ってきたこと及び国有林を利用した森づくりのボランティア活動の支援、ふれあいセンターで
行っている自然再生事業などをお話しました。
森林の育成・保全及びそれに関連する活動を行い、地球温暖化防止に寄与することを目的に平成14年設立し、平成16年
には、NPO法人を取得しました。
札幌近郊に5箇所の活動場所等を所持し、10年間で1,386日、延べ参加人数15,914名が作業等を行ってきています。
また、会の運営については、幹事会の下に「広報委員会」、「業務委員会」、「助成委員会」、「研修委員会」があり、各々
担当者が責任を持って計画を立て、各種活動していることなど先進的な活動のお話がありました。
森林の持つ機能をより高め、価値ある森林を作るべく広く市民に訴え、自ら学び、研鑽を深めながら現実に対応しうる
組織の必要性を痛感し、「森林に感謝し、森林に奉仕しよう」をキャッチフレーズとして平成10年紋別市に設立しました。
そこで、今回、各種活動の状況やANAと紋別市が主催する「私の青空 オホーツク紋別空港 とっかりの森」への協賛
協力などの活動、現在、会を運営するに当たっての問題点等をお話がありました。
平成20年、常呂川森林環境保全ふれあいセンターの後押しもあり、北見市に会が発足しました。
主にふれあいセンターの行事等に積極的に参加する中で、会員のスキルアップとして、オホーツクみどりネットワーク主催の
みどり検定に会員が受検、資格を取ったり、一般市民を対象として森へ誘う森林散策やパネル展示など行っており、活動の多
様化を進めながら、一層の自立化にどう取り組んでいくかというお話がありました。
講演・各発表後に、ご来場の皆さまと講演者・発表者を交えて、質疑応答・意見交換を行いました。主なやりとりは以下のとおりです。
Q1 森林や環境に興味がある人の活動の場も大切ですが、関心がない人に関心を持ってもらう活動は何か行っていますか。
A1 日程の工夫(平日や休日)やイベントをたくさん行う、場所の選定など、様々な人に対応できるようにしています。
Q2 ボランティア活動で、参加者が多かったイベントにはどのようなものがありましたか。
A2 午前中作業で、午後は山菜採りやリンゴ園での収穫、また、観光地への森林散策などが多かった。
Q3 鹿対策はどのように行っていますか。
A3 ヘキサチューブは費用がかさむので、植えた後に金網を回している。忌避剤はあまり効果がなかった。
Q4 (各団体へ)参加者の安全対策で特に心がけていることはなんでしょうか。 A4 ・毎年1回は冬季セミナーで安全講習を行っています。また、みどりのボランティア安全手帳(緑推)小冊子を会員に配っています。 ・行事開始前に安全に関するミーティングを行い、ベテラン会員により作業の目配りを行っています。 Q5 (道ボランティア協会へ)九州大学演習林での視察で目からうろこが落ちたという事例を教えて欲しい。 A5 ボラ通12月号の研修旅行の記事をご覧下さい。(http://shinrin-npo.info/index.php) Q6 (常呂川FCへ)森づくりボランティア活動の報告だけでなく、もっと幅を広げた報告会にした方が、オホーツク管内のボランティア活動の底上げになると思うがどうか。 A6 今回はテーマを森づくりのボランティア活動にして行いました。今後、他の機会に検討していきたい。 Q7 (常呂川FCへ)社会貢献の森について、企業等の活用状況及び北見市近郊にあるのでしょうか。 A7 企業等の社会的責任(CSR)活動として、植樹や保育活動を行っております。詳細は北海道森林管理局ホームページの社会貢献の森(http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/sidou/syakai/index.html)にあります。
|
※Q4~Q7は、当日、時間の都合により回答できなかった質問です。このホームページ上にて回答させていただきました。
中島技術普及課長から、お礼の言葉を最後に終了しました。