北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
森林(もり)の撮っておき!(2019年2月)
冬の斜里岳東稜(平成31年2月24日(日曜日)撮影)
最近は段々と厳しい寒さも緩んできて、気が早いですが春の訪れをほんのり感じる今日この頃のオホーツク管内です。
週末に斜里岳(1547メートル、斜里町・清里町)へ行ってきました。
斜里岳と一口に言っても、本峰を目指したわけではなく、山頂より東に伸びる尾根を根北峠(斜里町・標津町)から途中まで登り、帰りはスキーで滑走しました。
スキーでてくてく登ります
根北峠からはなだらかな斜面が続き、スノーハイキングのようでした。途中から尾根に取り付くと急斜面になり、登りがきつくなります。
1100m地点付近からの景色
1100m付近まで来ると尾根は一息つきます。
斜里岳本峰まではまだまだ西へ登らなければなりませんが、斜面が凍っていて危険なので本日のゴールはここまでです。
海別岳(右)とオホーツク海の流氷(左)
当日は天気が良く、海別岳(うなべつだけ、1419メートル)やオホーツク海の流氷、はるか国後島まで望むことができました。
海別岳(左)と標津の山々
帰りは華麗に滑って帰路に着きました。
(網走中部森林管理署業務グループ一般職員)
冬に活動する虫(平成31年2月4日(月曜日)撮影)
巡視中に沢に降りると、黒く動いているものが目に入りました。
ゆっくり進む黒い粒…
近づいてみると、それはクロカワゲラでした!
今年一匹目のクロカワゲラ!
冬はほとんどの昆虫が活動していませんが、12月頃にクモガタガガンボ(下の写真)が、この時期にはクロカワゲラが沢近くの雪の上で見られるようになります。クロカワゲラは幼虫を沢の中で過ごし、冬に成虫となって繁殖を行います。クロカワゲラは多くの種に分類されており、翅のないものもいますが、今回は翅のある種のようです。
クモガタガガンボ、12月21日撮影
周囲を探してみると、他にも活動している個体がいました。
もう一匹!
気温が高かったためか動きが速く、どんどん進んでいってしまいました。
(西紋別支署北雄森林事務所 寺田)
キャンドルナイト in 置戸町(平成31年2月1日(金曜日)撮影)
この日の朝方はマイナス20度近くまで下がり、連日北見は「なまらしばれて」います。
こんな寒い日の夜に職場のある置戸町の街中を歩いていたら、商店街のある本通り沿いにアイスキャンドルが並んでいました。
アイスキャンドルが置戸の夜を灯します
毎年2月上旬にそれぞれの商店の軒先に氷柱とその中にロウソクの暖かみのある灯りが並ぶようです。
この日も寒い夜でしたが、ロウソクの揺れる灯りが心を少し暖めてくれました。
ロウソクの灯りが揺れるアイスキャンドル
この時期のオホーツク管内は、2月上旬に北見市では北見厳寒の焼肉まつり、斜里町ウトロでは1月下旬から2月下旬にかけて知床流氷フェスなど、寒さを逆手に取ったイベントが各地で実施されています。冬のオホーツクもアツいです!
(網走中部森林管理署業務グループ一般職員)
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