北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
森林(もり)の撮っておき!(2018年7月)
しっかり根付くまで頑張れ!(平成30年7月19日(木曜日)撮影)
上川南部森林管理署管内の下刈り作業を行っている現地で、うまくバランスをとりながら踏ん張っているトドマツを見つけました。
強風か雪か何らかの要因で折損した樹木(広葉樹?)の上にタネを落とし、光環境、水分の好条件に恵まれ、生育してきたものと想像されます。
その後、土台が腐れ危なくなってきたので、なんとか自らの根を地中まで伸ばし、樹高は既に10メートルを超えているものの倒れないでいます。
根はしっかりと地中に
倒木更新はよく見かけますが、折損から残った部分のこの高さ(1メートル程度)から足を伸ばしてよく頑張っているなぁと感心しました。
もとの木はカフカフ
(森林技術・支援センター 所長)
ササの花(平成30年6月25日撮影)
山は木々の葉も出そろい、緑一色といってもいいほど青々としています。
また、地表では小さな花も咲いており、仕事の合間の癒やしになっています。
その一方で珍しい花が咲きました。 「ササの花」です。
チシマザサ
クマイザサ
ご存知の方も多いと思いますが、「ササの花」は一説には数十年に一度咲くなどと言われており、実際、目にする機会はあまりありません。
しかし、今回は渡島森林管理署管内に主に分布している「チシマザサ」「クマイザサ」ともに開花して、各地に点在して見ることができました。
林道法面のクマイザサ
人工林内のチシマザサ
山腹斜面のクマイザサ
ササは花が咲くと枯れてしまいますので、今後は茶色くなる光景が広がると思います。
皆さんも注目してはどうでしょうか。
(渡島森林管理署白石森林官)
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