北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
森林(もり)の撮っておき!(2017年3月)
冬の網走中部森林管理署管内の風景(2017年3月4日撮影)
北の大地にも、心なしか春の雰囲気が漂いつつあるように感じられるようになりました。
山の中はまだまだ冬景色ですが、私の勤務する網走中部森林管理署(常呂郡置戸町)管内の冬の風景をご紹介いたします。
石北峠(1050メートル)は旭川と網走を結ぶ国道39号線の最高地点であり、ここから東側が網走中部署管内になります。
眼下にはトドマツ、アカエゾマツ、ダケカンバなどの樹海が広がっており、国道沿いも裾合いまで国有林です。
変わって置戸町のおけと湖です。
鹿ノ子ダムによって出来た人造湖で、周辺は風致探勝林となっています。
冬のおけと湖は結氷するのでワカサギ釣りが楽しめるのですが…、もうシーズン終わりでもあり当日はお一人だけでした。
沿岸の北見市旧常呂町域は防風林が広がる風景も特徴的です。
海岸から続く農地を守るために、格子状に防風保安林が張り巡らせられています。
地平線に林立する木々が防風保安林です。
この防風林はカラマツが中心となって、側の農地と農家を暴風雪から守っています。
最後にサロマ湖沿岸のワッカ原生花園からの夕日です。(写真をクリックすると大きくなります)
サロマ湖の湖面はすっかり結氷しています。
サロマ湖の周辺も自然休養林に指定されています。
ちなみに、最初にご紹介した石北峠からこのサロマ湖まで同じ北見市でもあり、東西の距離にして110キロメートルにもなるそうです。
国有林といえば奥山というイメージがありますが、山の中の樹海から海岸線沿いまで、それぞれの役割と風景を持ち合わせている国有林に少しでも目を向けて頂けたら、幸いです。
(投稿者:網走中部森林管理署北見森林事務所一般職員)
お問合せ先
総務企画部企画課ダイヤルイン:050-3160-6271