北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
森の動物たち(2012年)
阿寒湖周辺の冬景色(2012年12月19日)
滝見橋の滝のすぐ近場で、エゾシカを目撃。
(親子でしょうか?顔に雪を付けてこちらを見ています、可愛いですね。 川の中は冷たくないのかな?)
キタキツネですね。今時期、何を食料としているのでしょう?
仲間のシカは、逃げてしまったのに、動こうとしません。 足を負傷しているみたいです。
(今年の冬を乗り切ることができるでしょうか?)
エゾシカに先導してもらい、林道を走行中です。
(撮影者:根釧西部森林管理署 阿寒湖畔森林官 秋元 郁弥)
クッチャロ湖(の大沼)にやってきた白鳥(2012年10月22日撮影)
この大沼の北に位置する小沼の対岸に、クッチャロ湖特定動物生息地保護林があります。
(撮影者:宗谷森林管理署 流域管理調整官 安藤 健一)
秋の野幌森林公園(2012年10月21日)
10月も下旬に入り、高山や峠などでの雪の便りも聞く中、10月21日に野幌森林公園へ行って参りました。
森林公園では緑色はまだまだ残っていますが、さすがに勢いは感じません。
飛び交うアキアカネやノシメトンボの数は目に見えて減り、道を多くの落ち葉が覆うようになりました。
コゲラ
小型のキツツキで、スズメほどの大きさです。
めんこいキツツキですが、地味な色合いと「ギー」と言う可愛げの無い鳴き声で、どうにも人気がありません。
秋が深まり木の葉や下草が減ってくると、鳥の観察がしやすくなってきます。
10月の野幌では、花はすでに殆どが終わっていますが、紅(黄)葉、木の実や果実、キノコなど菌類、野鳥や哺乳類は楽しく観察できます。
(撮影者:保全調整課 利用調整係長 山田 晴康)
鷹泊湖の紅葉と動物たち(2012年10月5日撮影)
鷹泊湖は、深川市鷹泊にあり、昭和28年に完成した発電用や農業用の人造湖です。
全長は約5km、最深部は約33mあります(有効貯水量1,514.000m3)。
周辺部の国有林の紅葉も始ってきましたので、風景や動物たちを撮影しました。
シマリス
エゾシカ
(撮影者:空知森林管理署北空知支署 業務課長 根本 治、鷹泊森林事務所 森林官 佐藤 昌弘)
知床の風景・動物(2012年10月3日撮影)
(撮影者:総務課 秘書係長 松本 光人)
JICA海外研修(2012年9月25日・26日撮影)
平成24年9月25日~26日の2DAYS、各国の林務担当者15名が、研修のため北海道森林管理局を訪れました。
2日目(26日)、北海道三大秘湖のオコタンペ湖で、森林生態系保護地域について講義。
おっとー、リス出現。 豊かな生態系です。
エゾシカの親子、造林木食べないでね。
(撮影者:企画課 総務企画係長 土屋 修久)
晩夏の野幌森林公園(2012年8月25日撮影)
暑さも寒さも彼岸までなんて言葉はどこへやら、9月も近いのに暑い日が続きますが、
森の中は気温は高くとも、秋の花がぽつぽつ咲き始め、秋の様相を呈し始めております。
ミヤマヤブタバコに止まって一休みするアキアカネ。
夏の間は黄色かったアキアカネが成熟して真っ赤に染まり、いわゆるアカトンボになっています。
赤くなるのはオスだけで、秋が近づいてもまだ黄色いままなのはメスです。
暑い中、若いニホンアマガエルに出会いました。
野幌ではあまりお目にかからないのですが、最も親しみのある一般的なカエルかと思われます。
可愛らしい外見とは裏腹に毒性が意外と強く、触れた手で目をこすったりしますと炎症を起こす場合などがありますので、触れずに眺めて愛でてあげてください。
(撮影者:保全調整課 利用調整係長 山田 晴康)
夏の野幌森林公園 その2(2012年7月22日撮影)
先週に続き、またもや野幌森林公園へ行って参りました。
一週間前にはあまり目にしなかったノシメトンボだらけです。
翅(はね)の先が黒いのが特徴で、秋になると色が変わり、赤トンボになります。
ふと地面に目をやると、茶色いつぶつぶが…
晴れてはいるのですが、林内からはパラパラと小雨の降るような音がしつつ、ときおり「ボタッ」と、果物でも落ちるような音がします。
茶色いつぶつぶと音はコイツの仕業
クスサンの幼虫、通称シラガタロウ、10センチ近くにまでなる大型のケムシです。
茶色いツブツブはこいつらの糞で、樹上で糞をするので糞の降る音がパラパラと聞こえ、こいつが地上に落ちてくる(降りてくる?)音が、「ボタッ」と言う音なわけです。
どうも樹上に餌が無くなったり、葉が堅くなった際、また繭になるために降りてくるそうです。
食草はブナ科のミズナラなどがメインのようですが、あまり他の虫が食べないイチョウまで食べてしまうようで、食欲旺盛のため木が丸裸になることも珍しくないようです。
このパラパラボタッぶりからすると、秋頃に街灯の下などでは大量の成虫が乱舞することでしょう。
こちらはアイノミドリシジミ。
古い分類上の慣習でゼフィルスと呼ばれたりもしています。
一見地味ですが…
翅の表面はメタリックに輝く、非常に美しいチョウです。
彼らの幼虫時の食性はミズナラです。
クスサンの思わぬ大発生で迷惑しているのかも知れません。
なお、今週あたりから蚊の数が増えましたので、行かれる方はそれなりの防御体制で挑むとよろしいかと思います。
(撮影者:保全調整課 利用調整係長 山田 晴康)
八剣山(2012年7月21日撮影)
八剣山へ行って参りました。
札幌市民には八剣山の名で知られていますが、観音岩山と言うのが本名のようです。
名は知らなくとも、「定山渓に向かっていく途中の岩山」と言えば、ピンと来る人も多いでしょう。
麓ではノリウツギが咲きはじめていました。
早速、ハナムグリと言うコガネムシの仲間が飛来しています。
花の右側に見える緑色の虫がハナムグリです。
鞘翅を開かずに飛ぶのが特徴で、脇から後翅を出して飛んでいます。
岩場が多いため期待していたのですが、期待通りにニホントカゲが日光浴していました。
自切と呼ばれる、いわゆる「トカゲの尻尾切り」を行ったのでしょう。
現在再生中の尾が何とも生々しく、よく見ると背に近い脇腹にも傷があります。
修羅場を潜り抜けてきたニホントカゲは、ニホンカナヘビと混同されてしまうことが多いのですが、以下のような違いがあります。
- トカゲ : お肌つやつや、黒目がち、ぽってり、林道やガラ場に多い。
- カナヘビ : お肌カサカサ、三白眼、スマート、草原に多い。
野外で四つ足の爬虫類を見かけたら、見分けてみてください。
駐車場近辺ではジムグリにも出会えました。
非常に大人しい蛇で、捕まえても噛みついてくるようなことは希です。
のっぺりとした体表ですが、虹色に輝くとても美しい蛇です。
普段は林床で暮らしており、腐葉土の中などに潜っています。
それが名の「地潜り」の由来とされています。
地中でネズミの巣を強襲しては一家をたいらげる、人に優しくネズミに厳しい蛇です。
八剣山は手軽に登れて、楽しく自然観察のできる山ですが、特に足下への注意や準備はしっかりとしてから行きましょう。
(撮影者:保全調整課 利用調整係長 山田 晴康)
トムラウシ山のナキウサギ(2012年7月16日撮影)
夏の西岡公園(2012年7月16日撮影)
西岡公園もまわってきました。
野幌と同じくオオウバユリが目立ちますが、結構異なる植物が目立ちます。
写真はドクゼリとアカスジカメムシ。
ドクゼリは、日本ではトリカブトと並ぶトップクラスの毒草です。
花は可愛らしいのですが、致死性の高い毒なので注意してください。
そこにとりついているのが、赤黒のストライプが何ともオシャレなアカスジカメムシ。
ドクゼリについてはいますが、カメムシは汁を吸っても大丈夫なのか気になります。
さて、夏の西岡の昆虫と言えばトンボです。
が、まだまだ見られる種類はそれほど多くはありませんでした。
この日最も多く見かけたのは、カワトンボでした。
メタリックな体が美しいトンボです。
警戒心が薄いのかあまり人影を気にしないようで、写真を撮るのに苦労を要しません。
こちらはヨシ原にいたゴマダラカミキリ。
触覚の長さや色合い、ボリュームある体格、何ともカミキリムシらしく、珍しい種ではありませんが、見つけるとテンションの上がる種であります。
深い藍色の鞘翅(さやばね・しょうし)に白い星のようなまだら模様があり、これが名の由来になっています。
パッと見でピンと来た人も居るかも知れませんが、本種はウルトラマン最終回でウルトラマンを倒してしまう怪獣ゼットンのデザインモチーフと言われています。
この日は昆虫以外も元気で、たくさん姿を見せてくれました。
木道上で日光浴中の若いニホンカナヘビ。
かなりのリラックス状態だったようで、至近距離でも全く逃げる気配がありませんでした。
カナヘビは立体移動を得意とするため、木道の上ではよく見かけます。
散歩に出たところを無理矢理モデルにさせられ、お怒りのアオダイショウ。
どうにも通常よりも目つきがシマヘビのごとく悪く、臨戦態勢です。
ウキクサの中のエゾアカガエル(中央)。
日当たりが良く流れの無い水面は、ウキクサで覆い尽くされています。
花に関係なく無性で分裂するように増えるため、あっという間に増えて水面を埋め尽くしてしまいます。
そんな増え方なのに、何故か花をつけることもあります。
形状から想像できませんが、サトイモ科です。
雄花雌花に分かれ、実をつけるまで何年もかかるマムシグサと同じ科とは思えない適当さです。
(※ウキクサ科とする場合もあります)
花は乏しいですが、動物面では充実している西岡公園でした。
なお、西岡公園は上空が開けている箇所が多いので、行かれる際は帽子を忘れることないよう気をつけてください。
(撮影者:保全調整課 利用調整係長 山田 晴康)
夏の野幌森林公園(2012年7月15日撮影)
春の野幌は花や鳥が出迎えてくれますが、夏の野幌は豊富な昆虫たちが出迎えてくれます。
サッポロフキバッタ
札幌と名が付くものの北海道に広く生息しており、成虫でも翅が生えないのが特徴です。
周囲の黒いのや緑色のは幼虫で、環境や成長過程によって体色が変化するとのことです。
ウスイロオナガシジミ
翅の大きさは親指の爪ほどの小さなチョウですが、名の由来にある翅の後端の伸びた部分や、脚の縞模様や触覚の先のワンポイントなど、なかなかにおしゃれなチョウですが、あまりお目にかかれません。
ちなみに翅の表面は地味です。
アザミで吸蜜するギンボシヒョウモン
一見白星に見えますが、あえて銀星と言うあたりに命名者のセンスが光ります。
本州以南では高山に生息するチョウですが、北海道では平地で比較的普通に見られます。
オバボタル
一応は光るものの非常に暗く、滅多に光りません。
更に、光っても間近で見ないと関知できるかできないかのレベルの光です。
ホタルと聞くと珍しい種と思われがちですが、本種は珍しい種でも何でも無く、比較的どこにでもいます。
以上はほんの一例です。
もう少し夏が深まり、ノリウツギの花などが咲き出すと、さらに昆虫は賑やかになり、より一層楽しくなるでしょう。
(撮影者:保全調整課 利用調整係長 山田 晴康)
産まれたてのバンビちゃん(2012年6月11日撮影)
上川北部森林管理署部内2200か林小班、「コンテナ苗による省力造林にむけて」コスト削減をめざした森林整備の取り組み箇所で見つけました。
数時間後には元気に立ち上がり、この場を立ち去りました。
見つけた直後は、薄目が開いていたことから早朝に産み落とされたものと推定します。
撮影者によると、「とにかく可愛いバンビちゃんでした」との弁。
しかし、じきに悪さをするようになるのでしょう。
「ただし、コンテナ苗だけは、絶対に食うな!」
と言ったとか言わなかったとか……。
(撮影者:森林技術センター職員)
子供のキタキツネ(2012年6月1日撮影)
川湯地区の林道に、かわいい子供のキタキツネがいました。
親とはぐれたのでしょうか。
(撮影者:根釧西部森林管理署 業務第一課長 石原 直樹)
西岡公園散策(2012年5月20日撮影)
好天に恵まれた5月20日、札幌市内の西岡公園から自然歩道、西岡~真栄・有明ルートを途中まで散策してきました。
当日は見事に晴れ渡り気温も上昇、恐らくは初鳴きであろうエゾハルゼミの鳴き声を聞きながらの行程でした。
暖かくなって来たので、変温動物たちも活発になってきました。
この日は当たり日で色々と出会えました。
写真はアオダイショウです。
金色の眼に微笑むような口元が、何ともチャーミング。
侘寂を感じさせる様な味わい深い体色が、日本固有種であることを納得させてくれる気がします。
アオダイショウは性格がおとなしめの個体が多いのですが、この体勢の時は手を出してはいけません。
首をぎゅーっと曲げて力を溜め、寄らば噛む!と言う体勢です。
追い詰められるとこの体勢をとり、尾を小刻みに震わせて地面をたたき音を鳴らして威嚇します。
威嚇するぐらいならとっとと逃げれば…と思うところです。
しかし、写真ではわかりにくいですが、恐らくはエゾヤチネズミあたりの巣で押し込み強盗をやらかしてきたのでしょう、おなかが膨らんでいます。
この状態でいじくり回すと、逃走を容易にする軽量化とスリム化のため、胃の内容物を吐き出すことが多いので、そっとしておきました。
こちらはカラスヘビと呼ばれる、シマヘビの黒化型個体です。
シマヘビは全般に動きが俊敏で気性が荒く、写真を撮るのに非常に苦労する相手です。
自然の状態で撮影したかったのですが、やむなく保定状態での撮影になってしまいました。
虜囚の身になっても未だ意気軒昂、首根っこを押さえられても戦意旺盛です。
黒化のパターンには色々あり、この個体は元来のシマヘビの持ち味を残しています。
個体によっては、自転車のタイヤチューブと見紛うような真っ黒な個体もおります。
同じシマヘビなのに変化に富むので、見比べるのも楽しいものです。
ヘビは恐ろしげな外見はしていますが、自分から人によってきたり噛みつくようなことはありません。
迂闊に手を出さない限り噛みつくようなことはほとんどありませんので、見かけてもそっとしておいてあげれば安全です。
(撮影者:保全調整課 利用調整係長 山田 晴康)
簾舞「学びの森林(もり)」(2012年5月17日撮影)
研修候補地の下見と歩道等修繕必要箇所の調査のため、札幌市南区簾舞国有林の「学びの森林」に行きました。
水辺では、エゾサンショウウオの卵を見かけました。
(撮影者:企画課 総務企画係長 土屋 修久)
砥石山(2012年5月13日撮影)
札幌で山と言えば藻岩山が有名ですが、札幌周辺には気軽に登れる低山が数多くあります。
その中から、5月13日に標高826mの砥石山へ登ってきました。
中ノ沢コースと呼ばれる登山道に挑みました。
この時期の砥石山は、春の花真っ盛りです。
この日は、ニホンカナヘビにも出会いました。
気温が上がると爬虫類の活動も活発になってきて、森林や山に入るのも楽しみが増えます。
これからどんどん昆虫や、爬虫類たちとも出会える機会が増えることでしょう。
下山終盤、エゾハルゼミの羽化も観察できました。
鳴くための共鳴板が見えますので、この個体はオスですね。
彼らが出てくるようになると、そろそろ初夏と言うことでしょう。
この日は、とても紹介しきれないくらい多様な花々にも出会え、非常に満喫できた登山でした。
砥石山では今しばらく春の花は楽しめるようですから、足下や服装などしっかりとした準備を整えて行かれるとよろしいかと思います。
ちなみに熊の報告がある山ですので、熊鈴などの装備も忘れずに用意していってください。
(撮影者:保全調整課 利用調整係長 山田 晴康)
雪解け後の雄阿寒岳(2012年5月7日撮影)
飽別白水林道で撮影しました。
暖かい陽気に、キタキツネも林道上でひなたぼっこかな?
(撮影者:根釧西部森林管理署 阿寒湖畔森林官 秋元 郁弥)
春一休み?(2012年4月26日撮影)
小雨の中、苫小牧の森で春の訪れを感じてきました。
ゴジュウカラも、寒そうに小枝に止まっていました。
(撮影者:業務調整課 専門官 森本 和則)
早春の野幌自然公園(2012年4月21日撮影)
好天に恵まれた4月21日に、江別市の野幌森林公園を散策してきました。
昆虫たちも活動を始めました。
写真のチョウは、目玉模様がクジャクの飾り羽根の模様と似ているため、クジャクチョウの名前があります。
成虫で越冬するので、春に気温が上がると一番に飛び出してくるチョウの一種で、晩秋まで活動するので通年してみられますが、まだ青草が生えそろわないこの時期に、鮮やかな彼らは非常に目立つ存在であります。
寒さが残る季節は、写真のように日当たりのよい場所で翅を広げて日光浴をしているのをよく見かけます。
エゾアカガエルも出始めていました。
この日はすでに産卵が始まっていたようで、歩道淵では見えませんでしたが、日当たりのよい場所からは盛んに鳴き交わす声が遠くから聞こえていました。
彼らのおかげで水辺はしばらく賑わうことでしょう。
ヒガラが気持ちよさげに水浴びしていました。
彼らは年中通して拝める留鳥ですが、これからどんどん夏鳥が入ってきますので、森での鳥見が楽しい時期になってきます。
この日は姿は拝めませんでしたが、ウグイスもさえずっていました。
春の花が盛りの時期が近づいてきました。
野幌森林公園は、花も鳥も人も非常に賑わう時期になります。
非常に楽しく見応えはあるのですが、残念ながら雪解け水で歩道の路面状況は良いと言えるような状態ではありませんので、今しばらく足下装備の選択は慎重に行ってください。
(撮影者:保全調整課 利用調整係長 山田 晴康)
円山公園のエゾリス(2012年4月16日撮影)
札幌市の円山は、市街地で外部と隔絶された、ちょうど大海に浮かぶ島のような森林です。
その円山にある円山公園には、都市部でありながら、木々の間を通り抜ける何とも贅沢な歩道があります。
通勤通学路として多くの市民に利用されており、通勤時に通り抜ける森林管理局職員も少なくありません。
大都市札幌の中にあって自然を感じ取れる貴重な空間であります。
市街地にあって動物たちを観察できるため、早朝からカメラや双眼鏡を携えた方も少なくありません。
そんな円山公園には、非常に多くのエゾリスが暮らしており、高頻度で彼らの姿を目にすることができます。
鋭い爪を持ち、樹上生活に適応した彼らは、垂直真っ逆さまに木を下るぐらいは朝飯前です。
色合いは地味ですが、動きが大きく、枝の上を走る際は「チャカチャカ」と足音がしますので、比較的見つけやすいとは思います。
さすがは180万都市札幌に住まうだけあって、人怖じしない性格です。
アクセサリーのつもりか、額に何か(ゴミ?)を乗っけています。
クルミをゲット。
2メートルほど頭上ですが、囓っている音が地べたのこちらまで聞こえます。
手にしているのは遠目ではっきりとは確認できませんが、おそらくは堅さには定評のあるオニグルミ。
果敢に挑んでいますが、しかし彼らの前歯を持ってしても堅すぎるようで、5分ほどクルミを回転させながら噛んでいましたが、特に進展はありませんでした。
森の中はまだ木の葉が出揃っていないため、樹上で生活するエゾリスや鳥たちの観察が非常にしやすい時期であります。
通勤や通学の際、円山公園内を通過する方は、5分か10分ほどでも頭上を観察すれば彼らに会えるかもしれません。
なお、野生動物観察の際は、大きな声を出したり、不用意に距離を詰めたり、相手さんを驚かせたりさせないよう適切な距離を持って、そっと見守ってあげてください。
(撮影者:保全調整課 利用調整係長 山田 晴康)
雄鹿(2012年3月1日撮影)
宿主別支線林道で雄鹿を撮影しました。今年は雪が多くシカも餌探しが大変のようです。
(撮影者:日高北部森林管理署 次長 窪井 弘幸)
えりもの冬 ~エゾシカ牧場~(2012年2月29日撮影)
先週どっさりと雪が降り、真っ白に覆われたえりも岬。
本日はとても暖かく、気温-1℃、風速4m…滅多にない日です!
嵐の前の静けさでなければいいのですが…
国有林付近の道道を走行中、のんびり歩くキツネを発見しました。
よく見るともう1匹。
久しぶりの穏やかな天気に誘われて、日向ぼっこでもしているのでしょうか。
さらに、車を走らせていると…??
いっぱいいる!エゾシカが!!
こんなにたくさんのエゾシカに見つめられたことは初めてです…
それだけ、豊かな森林がよみがえったということなのでしょうか?
でも、これだけのエゾシカを見ると、植栽した苗木や樹木等の食害が心配です。
(撮影者:日高南部森林管理署えりも治山事業所主任 志田 有里絵)
支笏湖畔のエゾシカ(2012年2月10日撮影)
休憩中でしょうか?
(撮影者:石狩森林管理署 次長 伊藤 俊之)
えりもの冬~どこへいくの?~(2012年2月3日撮影)
今年のえりも岬は、降雪量は少ないものの、例年より気温が低いため、雪が溶けずに残っています。
また、風による吹き溜まりで、意外と積雪が深い場所もあります。
本日のえりも岬は、きれいな青空でとてもよいお天気ですが、気温-5℃、風速10mと外に立っていると寒い1日です。
しかし、作業をしていると体も温まって、冷たい風も心地よく感じました。
誰も歩いていないまっさらな雪の上を歩くのは、少し嬉しい気持ちになりますが、
今日の現場までの道のりでは、先を越されていました。
キツネの足跡
なぜ、こんな軌跡になるのか?2匹いたのかな?途中で仲間割れ?
などなど、疑問がたくさん浮かぶ足跡でした。
どこまで続くのかたどってみるのも、おもしろいかもしれませんね。
(撮影者:日高南部森林管理署えりも治山事業所志田 有里絵)
お問合せ先
総務企画部企画課
ダイヤルイン:050-3160-6275