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北海道森林管理局

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    手を取り合って

    木質バイオマスの集荷及び低コスト造林に係る現地検討会
    ~民有林林業への普及・啓発を図る~

     【上川南部森林管理署】


    平成29年8月3日(木曜日)に上川南部森林管理署管内において、地元町村職員、林業関係事業体、研究機関、振興局職員等、計113名の参加により木質バイオマスの集荷及び低コスト造林に係る現地検討会を開催しました。

      本検討会はバイオマス対応型フォワーダを用いた林地残材の効率化な集荷方法と今後増加する人工林の主伐期に備えた伐採・再造林の低コスト化について民有林事業への普及・啓発を図ることを目的に開催しました。

    冒頭、山崎署長から本検討会の趣旨とバイオマス対応型フォワーダを用いた林地残材の集荷の概要についての説明を行った後、効率的な集荷に向けた功程調査等でご協力を頂いている南富良野町森林組合の池部参事より、バイオマス対応型フォワーダの諸元等について詳しく説明を頂きました。


    署長から概要の説明


    バイオマス対応型フォワーダの説明の様子

    その後、現地で実際にバイオマス対応型フォワーダでの林地残材の積込み、運搬、荷下ろしの作業を見て頂きました。
    質疑応答・意見交換では、「荷台の容積が、通常のものの2倍以上あり、木質バイオマス原料の集荷に有効と思われる」、「機械の導入に加え、現地の条件に合致した作業の方法を考える必要がある」等のコメントをいただき、今後も引き続き現地実態に応じた効果的な活用手法を検討していくこととしています。


    積込みの様子を観察する参加者


    続いて、場所を移して、低コスト造林について、カラマツのコンテナ苗の生育状況と天然更新を期待した箇所の経過について現地検討を行いました。現地は昭和34年植栽のカラマツ人工林で、伐採と造林の一貫作業による誘導伐跡地に、カラマツのコンテナ苗を試行的に低密度で植栽した箇所です。天然更新箇所については調査を実施している森林技術・支援センターよりカラマツの着果状況と着果を促進する環状剥皮の方法等について詳しく説明がありました。質疑応答・意見交換では、「作業の安全性と土壌の流出を考慮した植栽列の設定方向」、「着果の豊凶を考慮した帯状伐採の実施時期の見極め方等」についての意見交換が行われました。今後もこれらの意見を参考に継続的に調査を実施していきたいと考えています。


    森林技術・支援センターからの説明


    低コスト造林の概要について説明


    天然更新の状況を観察する参加者

    最後にまとめとして森林整備第一課長より、「木質バイオマスの利用促進については、資源の安定的な確保と搬出におけるコストの縮減を図ること、また低コスト造林については、伐採・造林の一環作業を通じたコストの縮減を図ることが重要な課題であり、北海道森林管理局としては、引き続き低コストで効率的な作業システムの提案や先駆的な取組について、関係者の間で情報の共有を図りながら、北海道の森林・林業の再生につなげていきたい。」とのコメントがありました。

    今回の検討会は、地域において森林・林業の活性化に向けた方策のひとつとして期待されている「木質バイオマスの効率的な活用」と今後の重要な課題である「成熟期を迎える人工林の主伐に備えた造林・保育の低コスト化」をテーマとしたことから、大変活発な意見交換等が行われ、改めて地域の林業関係機関等の関心の高さをうかがい知ることができました。
    今後も引き続き関係機関との連携により地域の森林・林業の活性化に向けた取組を進めていきたいと考えています。

    (上川南部森林管理署  森林技術指導官  中村淳司)

     

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271