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 みなさんと手を取り合って

北海道大学との相互交流現地見学会の開催 

~地域の課題を共有し~

【北空知支署】 

見学会の様子 

見学会の様子

平成28年10月3日(月曜日)、幌加内町の朱鞠内国有林において北海道大学雨龍研究林(以下、研究林)の職員をお招きし、現地見学会を開催しました。

研究林からは吉田俊也林長様をはじめ11名、国有林からは小野寺支署長ほか6名の計18名の参加となりました。

この現地見学会は、国有林および研究林が隣接している地域の課題を共有し、解決に向けてお互いの知見を出し合うことを目的としています。

今年度は7月に国有林職員が主に搔き起こし更新地における保育作業をテーマに研究林を見学させて頂いて以来、2回目の開催となりました。

研究林に隣接している朱鞠内国有林は、厳しい気象条件であることや悪条件の土壌が広範囲に分布しているなどの理由から無立木地が多くみられ、無立木地を良質な水源林に再生させることを目的として造林事業を進めています。

事業開始から年数があまり経過しておらず、下刈途中の若いアカエゾマツ造林地が多いことが特徴です。

 

今回の見学会ではそれらの造林地を中心に見学して頂きました。見学内容としては、以下の5点です。

1.朱鞠内湖周辺部における無立木地解消に向けた取組

2.朱鞠内湖周辺部における代表的な針葉樹造林地

3.アカエゾマツ幼齢木の雪害被害の実態

4.北空知支署におけるアカエゾマツ湿地林の紹介

5.北空知支署における搔き起こし更新地の現状と除伐事業について

朱鞠内国有林における造林事業の説明

朱鞠内国有林における造林事業の説明

まず国有林職員から朱鞠内国有林の地形や土壌分布の状況など、造林を行う上で留意しなければならない点について説明を行いました。

その上で悪条件の土壌では地拵方法の違いによって植栽木の活着に差が生じる傾向があることを紹介しました。

雪害被害について意見交換

雪害被害について意見交換

次に雪害被害を受けた造林地を見て頂き、「研究林には同様の被害はみられないか」「考えられる原因は何か」など意見を出し合い情報を共有していきました。

これまで国有林にはなかった視点からアドバイスを頂き、大変参考になりました。

また、研究林職員からは「研究林に同様の被害がみられないか再度確認してみたい。」という感想も聞かれました。

掻き起こし更新地にて吉田林長からの講評

掻き起こし更新地にて吉田林長からの講評

今秋実行した搔き起こし更新地の除伐事業地についても見学して頂きました。

「搔き起こし」は天然の力を活用した低コストの造林方法ですが、現状では施業指針が作成されていないため、搔き起こし更新技術の研究が行われている研究林の事例を参考にしながら国有林でも取り入れる事が可能な技術については取り入れていきたいと考えています。

【見学会を終えて】

5つの林地を1日かけてじっくりと見学して頂き、活発な意見が飛び交い内容の濃い見学会にできたのではと感じています。

研究林職員からは「国有林は、研究林とは造林地の様子が異なっている所もあり、興味深く見学させて頂いた。」などの感想を頂きました。

最後に、吉田林長より「人工造林地では、様々な環境要因を分析し、それぞれの条件に適応する作業方法を探求・実践されており大変参考になりました。また、天然更新地では、新たな知見を取り入れる試みも紹介して頂き、大きな刺激を受けました。」と講評を頂きました。

今後も見学会を通して交流を続けて情報を共有し、より一層地域課題の解決に向けて取り組んでいきたいと考えています。

(一般職員  原 賢太郎)

 

 

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