常呂川森林環境保全ふれあいセンター
~常呂川森林環境保全ふれあいセンターの取り組み~
常呂川森林環境保全ふれあいセンター所長 藤生 浩史

オホーツクの森・古(いにしえ)の森の遊歩道
「森林環境保全ふれあいセンター」は、自然再生や生物多様性の保全等に取り組むNPOや森林環境教育に携わる教育関係者等の活動を支援することを目的として、2004年に新たに設置された国有林の組織です。
当センターは、北見市に所在し、北見市と網走市にまたがる国有林「オホーツクの森」(面積約3,700ヘクタール)を主たる活動区域としています。
オホーツクの森は、もともと旧北見営林局が1971年に森林施業の総合的な技術の開発と普及、森林のレクリエーション的利用を図るために設定したエリアです。
地域の方々と共に取り組む自然再生モデル事業
自然再生推進法が2002年に制定され、これを受け、当センターでは、トドマツ、エゾマツ人工林等を対象に自然再生モデル林(面積約100ヘクタール)を設定し、「オホーツクの森自然再生モデル事業」を展開しています。
このモデル事業は、針葉樹人工林を一世代前に地域全体を多く覆っていた針広混交林へ誘導・再生するとともに、生物多様性の維持・増進をメインテーマとしています。
地元NPOや関係行政機関等をメンバーとする「オホーツクの森自然再生モデル事業企画運営協議会」を2005年に設立し、毎年の具体的な取り組みについて検討してきていますが、堅苦しい林業技術的な論議ばかりではなく、自然再生を推進しつつ、モデル林をボランティア団体等の活動の場としていかに活用していくべきかが議論の中心となっており、アットファミリーな雰囲気の中で活発な議論が繰り広げられています。
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協議会での現地意見交換
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新任教員研修でのモデル林における植樹
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「生きる力」を引き出す森林環境教育
従来の説明主体のイベントではなく、様々な「仕掛け」を通じて、参加者自らの「気づき」、「体感」に重点をおいた森林環境教育に取り組んでいます。
特に子どもたちを対象とし、昨年から実施している「オホーツクの森・探険隊」においては、森林の中での遊びを通じ、子どもたちが自分の目・耳・鼻・触感を使い、全身で森林を感じ、自然の中で判断できる力を養うことをテーマに取り組んでいます。
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自らの判断で!森林探険
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子どもたちに大人気のターザンロープ
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森林ボランティア「オホーツクの会」とともに
自然再生等を推進していく上では、ボランティア等の地域住民の参加が重要ですが、以前は北見市・網走市では、森林ボランティア団体は存在しない状況でした。
当センターでは、森林ボランティアの掘り起こしや育成のため、アンケートの実施や公募による体験林業(歩道整備、カミネッコン植樹)を実施しつつ、2008年に「オホーツクの会」が設立されるまでの各種支援を行いました。現在会員は80名を越えるまでになっています。
さらに、今年からは、会としての自主活動として、草刈り、歩道整備等に積極的に取り組んでいます。当センターが開催するイベントにおいても参加者としてだけではなく、開催運営にまで多大なお力添いをいただいており、当センターのイベント実施には欠かせない存在にまで成長してきています。
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イベントに飛び入り参加のオホーツクの会の会員
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植樹箇所の手入れ作業を終えて
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| このようにオホーツクの会や地域の方々の 熱意にも押されつつ、常に新たな視点で各種 イベント等に取り組んでいきたいと考えていますので、機会がありましたら、当センターのイベント等に参加していただければと思います。 |

子どもたちに説明する筆者
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常呂川森林環境保全ふれあいセンター
〒090-0035 北見市北斗町3丁目11-3
電話0157-23-2960
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