ホーム > 森もり!スクエア > 署長室の窓から(知床森林センター)
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これまでの取組知床森林センターにおけるこれまでの取組は、主に野外のフィールド(勿論、国有林です。)を使って行う「森林レクリエーションin知床」(以下、「レクin」という。)シリーズと屋内で行う「森とのふれあい」(以下、「森ふれ」という。)シリーズを主として、それぞれ年数回程度を開催してきました。 「レクin」は、その名のとおり、知床の国有林で森林散策などを行うもので、幻の沼と呼ばれるポンホロ沼や羅臼湖、フレペの滝から男の涙まで、オシンコシンの滝上部などで実施しており、「森ふれ」では、木工作やクリスマスリース作り、紙すき体験、草木染めなど屋内向けの内容となっています。 これらは森林センター設置当初から実施しており、「レクin」は本年度末では112回、「森ふれ」は87回を数えます。 一方、「知床ボランティア活動施設」では、木工作コーナーを設置したり、木育コーナーの開設・充実、知床に関する写真展示やエゾシカによる食害に関する展示、その他森林・林業に関する書籍コーナーや森の絵本などを備え付けるなどして情報発信等を行っております。 また、ホームページもいち早く開設し、多くの方に見ていただいています。 さらに、事務所隣接の知床八景の一つ「夕陽台」にライブカメラを設置し、ホームページ上にサイトを設けています。これにより、ナマの知床をウェブ上で見ることができるようにするなど、情報発信への取組に工夫を凝らしています。
課題「しれとこ」の語源はアイヌ語の「シリエトク=地の涯(はて)」だそうです。 このため、一度により多くの体験、より多くの見学、多くの味わいなどを求めるのが知床を訪れる観光客の特徴ではないでしょうか。 また、世界自然遺産登録地であることから、自然との係わりについてもより深くレベルの高い体験を求めていると思われます。 世界遺産登録時に250万人(斜里町、羅臼町の合算)を数えた観光客入込み数は、2010年にはおよそ3割減の180万人となっています。一概には言えませんが、知床においてはリピーターの少なさが入込み数減少の大きな要因ではないかと考えられます。 このような中で、知床ボランティア活動施設への来館者の多くは、キャンパーを含めた観光客で占められており、知床への入込み数に大きく影響されることとなります。
これからの取組前述のように、知床を訪れる多くの人たちの満足度へのハードルは極めて高いといえます。このため、森林センター単独での体験では満足のいくものとはならないことは承知しています。しかし、知床を訪れるすべての人に多少なりとも緑化思想の普及が行えるのだとしたならば、そこに森林センターの存在意義が見出せます。 来館者はいつでも何かが体験できる、思い出を持ち帰る、違った季節に再訪したくなるよう配慮したロングランイベント10種類を1年間に配置し、一方、知床まで足を運ぶことが困難な方への対応については、ライブカメラの充実を含め、ウェブサイトの内容をグレードアップしてきています。 森林センターは観光業ではないものの、観光客へのサービス(心遣い)はセンターの使命を果たすための必須条件であり、森林センターが知床を訪れる観光客にとっての思い出の一コマではなく、思い出のプラスαとなることができたなら本望だと言えますし、また、そのように取り組んでいくべきとも考えております。
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