十勝西部森林管理署

日高山脈 芽室岳(標高1753m)
十勝西部森林管理署長 佐山 光則
当署が管轄する国有林は、十勝平野の西部に位置し、北海道の背骨とも言われる南北約140km及ぶ日高山脈の東側斜面の帯広市など1市5町2村に存する約14万haの国有林を管理経営しています。
管内は十勝川水系の札内川ほか中小河川の源流部に当たり帯広市はじめ十勝管内の町村の水道水及び農業用水の水源地として重要な役割を果たしております。 帯広市では平成21年4月から 「おびひろ極上水」と銘打った500CCペットボトルを観光物産館などで販売しておりますが、この水源をたどっていくと日高山脈に行き着くことになります。
また、十勝の冬の寒さは厳冬の名にふさわしく、まさに凍てつく日々(管内の大樹町で今冬の最低気温-25.6℃)が続きますが、快晴の日が多く、そんな日に遠く望む日高山脈の景観は「素晴らしい」の一言です。
日高山脈が存在することで、水日照気温気候など様々な自然の恵みが十勝の基幹産業である農業の発展と関連する商工業の発展にもつながっているものと考えております。
地域に根ざした管理経営
生物多様性の保全

日高山脈森林生態系保護地域
平成7年度に設定された日高山脈中央部森林生態系保護地域(名称を日高山脈森林生態系保護地域に改称)は、平成22年度に生物多様性の保全の観点から、当署が管理経営する国有林約14万haのうち約5割に当たる約6万9千ha(現行3万1千ha)に大幅に拡充されました。
これにより、今後多くの稀少野生動植物の生息・生育の場になることが期待されます。
低コスト・高効率作業システムの取組

プロッセサとフォワーダによる作業状況
森林・林業再生プランにおいては、間伐等の伐採搬出の低コスト化を推進することとしており、当署においても昨年度から低コスト・高効率作業システムを導入しました。
同システム作業の導入が進んでいる本州に比べ、当地域の民間事業体おいては、同作業システムの核となるフォワーダ等の林業機械の導入が進んでいないこともあり、これからという感は否めませんが、日高山脈を背にした急峻な地形が多い当管内において導入できたことは、低コスト・ 高効率作業システムの普及・定着に向 けた大きな第1歩となったものと考えております。
森林環境教育等の取組
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ボランティアによる清掃活動
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幼稚園児の散策風景
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十勝開拓の歴史を語るには依田勉三、渡辺勝抜きには語れませんが、当管内の音更町と芽室町にまたがる標高120m前後の丘陵地を国見山(約66ヘクタール)と命名したのが渡辺勝だそうです。
国見とは、広辞苑によれば「国の形勢を高所から望み見ること」の意ですが、渡辺勝らはこのような思いで、国見山から開拓の進む十勝平野を望み見たのではと、古人に思いを馳せます。
このような歴史のある国見山ですが、昭和48年に自然観察教育林に指定され、帯広市中心部から車で約15分程度のところにあり、市民の身近な散策や森林浴、野鳥観察、幼稚園児の散策の場にもなっているとともに森林環境教育の場にも活用されております。
また、駐車場などにごみの不法投棄も絶えないことから、春、秋にはボランティアによるごみ拾いや草刈など清掃活動を継続的に実施しております。
木材利用推進の取組
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間伐材を使用した谷止め
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間伐材を使用した筋工
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木材利用の推進を図るため、治山・林道工事、遊歩道整備などにおいて、間伐材を積極的に利用するとともに、自然環境との調和に努めております。
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十勝西部森林管理署
〒080 - 0809 帯広市東9条南14丁目2番地2
ダイヤルイン:050 - 3160 - 5795
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