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 檜山森林管理署

砂坂海岸林そばの水堀浄水場付近から、初夏の日本海に沈む夕日 

 砂坂海岸林そばの水堀浄水場付近から、初夏の日本海に沈む夕日

「国有林の熱い夏」~森林施業は未来への希望と情熱から~

檜山森林管理署長 池田 敏

道南の地にも本格的な夏の季節がやってきました。
当署は、平成13年に、今は「土橋自然観察林」となっているあたりから移ってまいりました。国道227号線に面しアクセスは良好ですが、冬はこの地方特有のたば風と呼ばれるシベリアおろしを受け、夏は遮る物のないアスファルトと国道からの熱気を受ける厳しい環境にあります。

檜山署の管轄する国有林は、道南の日本海側と津軽海峡方面に面する2市10町にまたがる約13万4千ヘクタールに18の森林事務所を従え、ヒバの北限でありトドマツの南限ともなっており、また、スギ・キリの適地であるとともにブナやナラを主体とした極めて多様な森林構成を持つ貴重な自然環境を有しております。

昭和7年ごろの砂坂地区の様子

昭和7年ごろの砂坂地区の様子

国有林は地域に対して様々な恩恵をもたらしており、地域住民からは重要な財産として認識されています。このことを端的に示すのは、当署の所在する厚沢部町から江差町を通り日本海に注ぎ込む厚沢部川の河口に所在する砂坂海岸林に見ることができます。
砂坂海岸林は、明治年間に過度の伐採を受け、前述の冬の季節風により植生が後退して砂嵐の舞う荒野と成り果てたところでした。後背地にある農地も被害を受け、当時あった集落は厚沢部川対岸の高台(今の柳崎地区)へと移住を余儀なくされたのです。 

昭和9年、植生を復活させ農地を保全することを目的として飛砂防備保安林に指定され、以来営々と努力を積み重ね現在の美しい森林の姿になっています。砂漠様の厳しい環境での再造林は困難を極め、植栽木が全滅の憂き目を見ることもしばしばでしたが、昭和33年末までに約145万本を植え4分の3が枯死するという中で、比較的活着が良好であったクロマツを主に昭和38年には65ヘクタールを植栽するに至りました。
その後病虫獣害や気象害を乗り越え、地域に豊かな実りをもたらし、人々の生活を守っています。 

今の砂坂海岸林

 今の砂坂海岸林

また、地元水堀地区の江差北小学校と平成15年から「なかよし海岸林」として遊々の森の協定を結んでおり、年2回のグリーンスクールのほか、授業の中での校外活動のフィールドとして活用されています。

森林教室の様子

            森林教室の様子

林業と教育は似ています。森林施業は国土の礎を、学校教育は国家の柱を育てるものです。どちらも未来に向かって希望の種を播く仕事であり、われわれ国有林マンは情熱を持って重任に当たらねばなりません。
移築当時、署の周囲に植えた木は、今はようやく根付いたところです。やがてすくすくと育ち建物をその陰にやさしく包み込んでくれるでしょう。
いつかその日まで檜山森林管理署が地域に貢献しつつ発展していくことを願ってやみません。

 (2010年7月 掲載)

檜山森林管理署

〒043-1112 北海道檜山郡厚沢部町緑町162-28

ダイヤルイン050-3160-5810   FAX:0139-67-2749

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担当者:指導広報係
ダイヤルイン:050-3160-6274

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