網走南部森林管理署

初夏の知床連山
オホーツクに広がる森林を守り育てていく国有林
網走南部森林管理署長 髙崎 道人
網走南部森林管理署は、北海道北東部のオホーツク海に面した網走地域の南側に位置し、東側は知床半島、南側は阿寒に接するまでの1市6町(網走市、大空町、美幌町、津別町、小清水町、清里町、斜里町)にまたがる地域の国有林野約13万へタール余を管理経営しています。
管内の知床半島地域には、森林生態系保護地域があり、さらに平成17年に知床世界自然遺産に登録されおります。
また、知床国立公園を始め、阿寒国立公園、網走国定公園などを抱え、根室釧路地域とも接していることから、美幌峠や知床峠などからの雄大なパノラマを見たり知床世界自然遺産に触れるため多くの方が訪れているところでもあります。
オホーツクの風と森
オホーツクの海岸に沿って保安林があります。平野部では、馬鈴薯やビートなどの畑作が盛んです。
この地域は特に風が強く、ジャガイモが転がるほどの風が吹くとも言われおり、海岸線と耕地に所在する保安林は海風などの緩衝に役立っています。
また、地元町と共催で植樹に取り組むなど、保安林の維持にも努めています。

斜里岳のすそ野に広がる農地

地域のみなさんと植樹
知床世界自然遺産地域での取組み
網走川や斜里川など多くの河川が、管内の山系からオホーツク海へとそそいでいます。 流れ出る水は畑作地を潤し、海へと流れます。また、海からはサケ科の魚類が産卵のため遡上しており、上流部の森林の役割が重要な位置を占めています。今後ともこれらの状況を踏まえながら、森林整備に努めていくこととしています。
特に知床世界自然遺産地域では、森と川と海のつながりがより強く求められ、有識者や専門家の意見を聞きながら、魚が遡上しやすい河川工作物の改良に取り組んでいます。
改良した治山ダムでは、シロザケやカラフトマスの遡上も確認されており、今年度は5基目の改良を行う予定です。

魚が遡上しやすいよう改良した治山ダム(左:平成21年度改良、右:平成20年度改良)
森とのふれあい
森林づくり活動や森林体験活動を楽しむための場所として、ボランティア団体などと協定を結び、活動の場を提供しています。森の中での楽しい体験を通して、そのすばらしさを感じてもらっています。
「遊々の森」でのふれあい 苗木作りのこころみ
管内には摩周湖が一望できる裏摩周展望台があり、沈む夕日は幻想的な感じさえします。
その摩周湖からわき出しているとも言われている清里町の「神の子池」は、小さい池ですが、コバルトブルーの神秘的な色が訪れる方々に癒しをもたらしています。

裏摩周展望台から見る夕日 神の子池
今後もオホーツクに広がる森林を守り育てていくために、多くの皆様のご理解とご支援をお願いします。
(2010年7月 掲載)
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網走南部森林管理署
〒099-3632 斜里郡小清水町字小清水656-3
ダイヤルイン:050-3160-5775 FAX:0152-62-2213
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