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この保安林は、幅約80m、延長2.2kmの帯状の森林で、以前は農耕地の開拓などで荒地となってしまった場所でしたが、昭和33年頃からオホーツク海から吹きつける塩分を含んだ強風や飛砂による気象害などを緩和するため、森林の復元を図り、今ではかつての森林が蘇ってきています。 しかし、昭和48年頃からこの保安林に接する海岸の浸食がはじまり、しだいに土砂の流出や保安林自体の崩落などが激しくなったことから、国土と森林を守るために平成11年より防潮護岸などの整備を進めています。 今年度は、平成18年10月の低気圧災害箇所3区間において、3つの事業体に復旧工事を発注しており、これらが完成すると木々がしっかり根を張り海岸を守っていくことができるようになります。 また隣接地では、「流氷を望み、潮騒が聞こえる大いなる風景、緑豊かな手づくり公園」をキャッチフレ-ズに北海道が都市計画公園の整備を進めており、国有林としても森林・川・海が豊富な漁業資源を育んでいることをPRする絶好の場となることから、景観及び自然環境に配慮した工事を行っていきたいと考えています。 一方、当支署を含む網走西部地域では、平成16年度から地元市町村と林業・林産業界が一体となって一般民有林の森林認証(※1)を順次取得し、森林整備を推進するとともに、地域産材のブランド化を進めるため地域経済の活性化を図る先駆的な取組が行われています。
当支署が管轄する国有林でもこれら地域主導の先駆的な取り組みを加速するため、平成19年12月に森林認証(SGEC 認証)を取得しました。 これは「緑の循環」認証会議(SGEC)から認定された専門の審査機関による審査を経て認証されたもので、現在、網走西部地域全体では道有林、私有林の取得と合わせ、森林面積の77%が認証林となっています。 また、森林認証にとどまらず、平成20年6月には、網走管内の林産業界から34事業体が参加して設立された「北見地方SEGCネットワーク」が、認証森林から産出された木材・林産物を加工・流通の過程で分別・表示管理することができる「SGEC認証林産物流通システム(分別 ・表示)認定事業体」の認証(※2)を取得し、先進的な林産物の流通システムをスタートさせています。 これらのことを踏まえながら、当支署では認証林である国有林の適切な管理経営に努めていくことはもちろんのこと、このような種々の取り組みを地域と一体となって取り組んでいきたいと考えています。
※2 認証森林から生産される木材・木製品を認証ラベルを付けて販売することにより、環境に配慮した製品であること等を消費者にPRし、森林の適正な整備を支援することを目指しています。
(2010年3月 掲載)
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