|
石灰華は登山客に人気のニペソツ山にほど近い丸山の近く、作業道終点から3kmほど沢を辿った場所に存在し、見事な苔に覆われた沢を登り、獣道を進んで樹林帯から開けた場所に出たとたん、一面の雪景色とも見まがう異様な景色が広がります。
遠目には石灰質の白が目立ちますが、よく見てみると、部分的に黄褐色、赤褐色、黒灰色等、噴出物の成
分によってまだら模様に塗り分けられています。
昨年実施された学術調査によると、石灰華としては日本最大規模、火山性噴出物が長年(少なくとも600年以上)堆積して現在の状況になったとのこと。
これだけの壮観、宣伝すればさぞかし観光客を呼び込めるだろうと、俗な妄想を働かせてしまいますが、だれにも踏み荒らされていないからこそ、この景色があるのは明らかです。
国立公園特別地域でもあり、一般に開放するには相当な検討・準備が必要でしょう。
この地域を訪れる人がほとんどなく、静かに守られていたからこそ、この感動があるのかと思うと、「裏」も悪くないかと思った次第です。
|