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 森林のこともっと知りたい

2015弟子屈町木育週間「森林体験教室」

~木に学ぼう!木で遊ぼう!こども木育デー~

【根釧西部森林管理署】 


弟子屈町では、昨年度より「木育週間」として木育マイスター(北海道知事認定)が中心となって「森林体験教室」を開催しています。

平成27年10月10日(土曜日)、弟子屈町からの要請により、根釧西部森林管理署川湯森林事務所部内において、森林・林業体験プログラムを企画・実施するなどの協力を行いました。

本プログラムにおいては、弟子屈町の約55%を占める国有林の仕事や地域の森林・林業について、次代を担う子どもたちに興味や関心を持ってもらえる機会となるよう、川湯の土居森林官と木育マイスターでもある高橋主任森林整備官をスタッフとして派遣しました。また、本プログラムは木育マイスター研修(北海道事業)OJTとしても位置づけられており、木育マイスターや木育マイスター研修生もスタッフとして参加していました。

本プログラムの目的は、(1)子どもをはじめとするすべての人が「木とふれあい、木に学び、木に生きる」機会を設定し、(2)「人と木や森とのかかわり」を主体的に考えられる豊かな心を育み、(3)子どもたちが「木を身近に感じる」ことです。

当署では、このプログラムにある「森のお仕事紹介」という内容を担当しました。子どもたちに森林や林業を、楽しみながら体験し、知ってもらい、より一層の興味や関心を持ってくれることを期待してのアクティビティでした。

当日は弟子屈町内に住む小学生14名が参加してくれました。

森林について興味や関心がある子どももいれば、ほとんど関心のない子どももいましたが、子どもたちの興味や関心を惹き付けながら、森林・林業について説明することを第一に考えて行いました。

まず、国有林や森林官の仕事について、現地で紙芝居やクイズ形式により、実際の作業風景等を見てもらいながら弟子屈町の約67%が森林で、約55%が国有林であること。国有林の場所を示す境界(けいかい)標が埋まっていること。さらに森林の調査や巡視(パトロール)。

最近の機械化林業などについて経験を交えながら子どもたちに解り易く説明しました。

この北海道地図、色の付いた場所は森林

この北海道地図、色の付いた場所は森林!

 

さてこの形に見覚えは?「弟子屈町のかたち

さてこの形に見覚えは?「弟子屈町のかたち!

 

次に、良い森林にするためには、まず“森林をよく観察する”ことが大事であることから、子どもたちが「森林官の観察眼」を体感できるアクティビティとして「宝探しゲーム」を行いました。

造林地の至る所に子どもたちが喜ぶグッズを“宝物”として隠し、地図や写真をヒントにそれを探してもらいます。

樹木や地形などを注意深く観察しなければ見つからないように設定しました。

子どもたちからは「えー、森を歩くの面倒臭い!」といった声や、「こんなの簡単だよ!だってこの木、ホオの木だろ。」という積極的な声など、様々に飛び交っていました。

簡単な図面の見方とコンパスの使い方の説明を行い、一人一人にクマよけ鈴を渡し、安全対策にヘルメットを被ってもらいました。

「倒れそうな木には近付かない」、「足下に注意しながら歩く」など、森林の楽しさと同時に、その危険性についても説明しました。

コンパスの使い方わかる人~

コンパスの使い方わかる人~

宝物発見!

宝物発見!

宝物はこの先かな?

宝物はこの先かな?

 子どもたちの観察力には驚かされるものがあります。記憶力が優れているのでしょうか。40分程度はかかるだろうと設定した宝物が、その半分の約20分で見つけられてしまいました。

ゲーム終了後、子どもたちから「もっと森林について教えて欲しい。」、「何か遊びたい。」との声が挙がりました。「待っていました!」とばかりに輪尺(りんじゃく)を取り出し、使い方を説明しました。そして、実際に木の太さを測ってもらいました。 

こうやって測るのかぁ。

こうやって測るのかぁ。 

 普段は山側から1m30cmの高さを測るんだよ

普段は山側から1メートル30センチの高さを測るんだよ!

「木の高さについても知りたい。」との声が挙がり、ブルーメライスを使用して樹高を測定することになりました。大人を含む全員にカラマツの樹高を予測してもらったところ、約10メートルから25メートル以上と15メートルもの開きがある回答になりました。

計測する樹木からの基準である15メートルの距離を測り、その場から測高器で「烏留まり」をのぞき計測したところ、目線高とあわせて約23メートルもありました。この結果には、子どもたちだけでなく大人も驚いていました。

樹高を計測する際は

樹高を計測する際は、こうやって計測する木から

15メートル以上の距離をとります。

この木の高さ

この木の高さ、

20メートル以上あると思う人~!

午後からは弟子屈町林業多目的センターにおいて、「木育まつり」が開催されました。木をテーマにした多様なブースが木育マイスターの皆さんの工夫によって設置されました。子どもたちだけでなく大人も各ブースを自由に行き来して楽しめます。

草木染ミニハンカチ作り

【テーマ】“木は様々なものに変化する” 

白色の布を木で染色することで、鮮やかなハンカチを作り出します。
木から色を取り出せることに子どもたちは驚いていました。

草木染めのミニハンカチ

草木染めのミニハンカチ

 木工教室(木の枝から作るカスタネット、木のマグネット作り)
 【テーマ】“木は二度生きる”

木を加工することによって、道具が生み出されます。その道具を生活に役立てることにより、木は再び価値を取り戻します。

木の枝から作るカスタネット

木の枝から作るカスタネット

木のおもちゃコーナー

【テーマ】“木は二度生きる”

子どもたちは実際におもちゃとして再活用された木で、自由に、とても楽しそうに遊んでいました。

木のおもちゃと端材の積み木で

木のおもちゃと端材の積み木で

火おこし&たき火おやつ

【テーマ】“木は美味しいもののエネルギーになる”

子どもたちが自分で火をおこしたたき火を使って、その日に刈り取られたクマイザサから「たき火焙煎ササ茶」と、たき火おやつ「焼きマシュマロ」をつくり、皆でおいしく頂きました。

焼きマシュマロおいしいね

焼きマシュマロおいしいね

最後に、コーディネーターである萩原氏(てしかが自然学校)による内容の総括が行われました。

木が私たちの周りでどのような役割を果たしているか、森林に生えている木がみんなの手元に届くまでには、様々な過程があり、様々な人が活動しています。
そして、木を活用する方法も一つではなく、薪、道具、染め物等多様に活用されたりします。

「木が人々の暮らしの様々な場面に役立っていることを理解して欲しい。」と締めくくりました。

 コーディネーター萩原氏による総括

コーディネーター萩原氏による総括

木は様々な場面で役立っているんだよ

木は様々な場面で役立っているんだよ

当日は天候にも恵まれ、気持ちよく林内を散策することができました。参加してくれたほとんどの子どもたちから「楽しかった。」との声が聞こえました。

このようなプログラムを通じ、若い世代が少しでも森林・林業に関心を持ってくれることを願うとともに、木育の大切さを実感したところです。

(高橋 主任森林整備官・土居 川湯森林官)

 

 

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総務企画部企画課
ダイヤルイン:050-3160-6271

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