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 森林のこともっと知りたい

秋空の下、3市町村の小学校で森林教室

~遊々の森で毎年、積極的な森林環境教育を実施~

【上川中部森林管理署 】


 

上川中部森林管理署では、6月に3市町の小学校で実施した森林教室に引き続き、9月にも3つの小学校で森林教室を実施しました。

この時期に実施しているのは、植樹適期に重なっていることと併せて、春に紙ポット苗を作成し大切に育てた苗を山に返すことで、自らの手で森林づくりの一翼を担う気持ちが込められています。

また、植樹だけでなく、各学校とも相談しながら児童の状況に合わせた様々な内容で森林環境教育を実施しており、児童たちも各活動を通じて自然環境の尊さや森林づくりの大切さを改めて実感しているようでした。

このページでは、各学校の取組を紹介します。

【美沢小学校】

平成26年9月3日(水曜日)、美瑛町美沢小学校において、児童31名、教職員8名、当署職員6名が参加し、森林教室を実施しました。

美沢小学校は、毎年秋に植樹を続けてきた森林づくりに熱心な学校です。

開会式で校長先生や当署職員から、
(1)森林が自分たちの生活にとってとても大事な存在であること、
(2)木は何十年もかけて大きく成長すること、
(3)植樹活動が森林づ 森林官からの「森林のお話」を真剣に聞く児童くりにとても役に立っていること等が話され、児童たちは自分たちの活動がどれだけ大事なことであるか、感じ取っているようでした。

その後、野外活動での注意事項等を説明した後、事前に作成していた紙ポットに苗を移し替え、引き続き現地の美瑛首席森林官から「森林のお話」と題して、
(1)森林の公益的機能や木材などが、自分たちの生活にどれだけ密接に関わっているのか
(2)その中での国有林の取組等
を説明し、児童たちは普段触れることのない話に真剣に聞き入っていました。

開会式終了後は、植樹場所の白金地区までバスで移動し、植樹後は昨年植えた紙ポットを観察したりして、満足そうに記念撮影を行っていました。

当初予定していた「種飛ばしキット作成」は時間が取れなかったため、急遽、2種類用意した種に係わる樹木の説明の後、出来上がり品で実演を行い、キット一式を次の機会に作成してもらうことで贈呈しました。

閉会式では、学年毎に感想が述べられ「植樹できて楽しかった」、「今日はミズナラを植えたけど次は何を植えるのか楽しみ」、「昨年植えた苗が立派に育ってて嬉しかった、今年の苗も大きく育ってほしい」など思い思いの言葉で、今年の行事を締めくくっていました。

 森林官からの「森林のお話」を真剣に聞く児童

森林官からの「森林のお話」を真剣に聞く児童

【富沢小学校】

旭川市富沢小学校は『遊々の森(美遊の森)』協定締結校であり、9月4日(木曜日)に『秋の野山』と銘打って児童37名、教職員7名、当署職員7名が参加し、今年2回目の森林教室を実施しました。

開会式では、教頭先生がパネルを使って
(1)山の木が災害を防いでくれるし、自分たちの生活の中でも多く使われており、使った分は植えることが大切。地球に優しい活動に力を入れてほしい、
(2)木は様々な役割を担っており、10年経つと皆さんより大きくなる。更に大きくなるように願って植樹して下さいと述べられ、当署からも森林の持つ役割や植樹を継続して取り組むことの意義、国有林の取組等をPRし、児童たちも話掛けられた内容を十分理解しているようでした。

開会式時から、あいにくの雨模様でしたが、野外活動での注意点等を説明した後、児童たちは元気に植樹場所に向けて出発しました。

当日の行事は、春に作成し大切に育ててきた紙ポット苗を、裏山(国有林内)に植樹することがメインでしたが、道中の片道2キロメートルに供試木を10本設定し、樹種当てならぬ「樹種別特徴当てクイズ(設定した樹種に合う幹・葉等を図鑑から選び回答する)」を行いながら植樹場所に到着。

早速行ったクイズの回答では、班分けした6グループとも何と全問正解!最後のグループが結果発表した際には、一際大きな拍手と歓声が沸き起こりました。

その後、植樹と木札立てを行い全員で記念撮影、森の中を散策しながら帰路につきました。

学校に帰ってからの「種飛ばしキット」作成は、雨のために実施できず、キットの贈呈のみとなりましたが、学校内での閉会式では各学年代表から「植樹が嬉しく楽しかった」、「木の名前を全部覚えられて良かった」、「ドングリ苗が大きく育ってほしい」、「1年生の時の苗が大きくなってて、クルミが拾えたことが嬉しかった、カツラの臭いが良かった」などの感想がありました。
最後に6年生の児童代表から「今日はご指導ありがとうございました、自分にとっては最後の行事になりましたが前に植えた苗が育っていて良かった、今日植樹した苗も大きく育ってほしい」とのお礼の挨拶がありました。

一連の行事を通じて、児童それぞれに良い思い出が作れたようであり、今から来年の行事を楽しみにしているようでした。

富沢小学校の皆さん

富沢小学校の皆さん

 植樹場所で「願い」を込めた木札を打ち込む

植樹場所で「願い」を込めた木札を打ち込む

【志比内小学校】

今年2回目となる東神楽町志比内小学校の森林教室は、9月30日(火曜日)に開催しました。

児童11名、教職員6名、当署職員5名が参加する中、春に作成したドングリ紙ポットを巨木「森の神様」奥の国有地に植樹し、無事根付くことを全員で祈りました。

開会式で校長先生から「毎年、森林教室で山の活動を行っているが、今回も植樹・ワークショップなど楽しい活動にしていきましょう」とお話があり、当署からも、植樹の意義や森林を守り育てることの大切さが訴えられ、児童もその意味を受けとめているようでした。

引き続き、現地の西神楽首席森林官からパネルを用いて、
(1)日本の森林面積・木材使用量の規模、
(2)木材は自分たちの身近な生活に多く使われ、無くてはならないものであること、
(3)酸素供給や災害防止などの機能も兼ね備えた森林は、人間生活を営む上で必要不可欠なものであること等が話され、特に木材使用量は札幌ドームに換算すると46個分にもなることや、それを積み上げると北海道最高峰の「旭岳」よりも高くなるとの説明に、児童たちは「え~、すごい!」と歓喜の声を上げ、興味深く聞き入っていました。

その後、現地の巨木「森の神様」前までバス移動し、野外活動の注意事項を受けた後に植樹場所まで移動しました。
当日は時折、土砂降りになるあいにくの天気でしたが、植樹の後に以前に植樹してきたミズナラ苗が立派に育っていることを確認し、全員で記念撮影を行いました。

巨木前まで戻った時に予定していた「種飛ばし」は、悪天候のため「キット」の贈呈のみとなりましたが、毎年恒例となっている巨木前での記念撮影は、昨年に引き続き全員の手繋ぎで幹を囲い込む実験に成功し、皆で協力して1つのことを成し遂げる充実感に浸っていました。

閉会式では児童会長が「植えた木で自然が豊かになってほしい。森の神様が偉大に見えた。
大変勉強になりました、管理署の皆さんありがとうございました」とのお礼の言葉が述べられ、行事を締め括りました。

 手繋ぎで巨木「森の神様」幹周り11.5メートルを制覇

手繋ぎで巨木「森の神様」幹周り11.5メートルを制覇

後書き…

9月の森林教室も、他行事や各種イベント等が重なり準備を含め大変さはありましたが、森林技術指導官や業務グループ担当者、さらに管轄する首席森林官、地域技術官等の現場の協力の下で、好評のうちに各森林教室を終えることができました。

来年度も、様々な企画を練って森林教室を行うことになると思いますが、未来ある児童たちに森林づくりや環境問題の大切さ、国有林が行っていること等の理解が深まるよう、取組を進めていきたいと考えています。

(宇佐美 森林整備官(森林ふれあい))

 

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