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 森林のこともっと知りたい

樹木医と歩く春の森と羅臼こんぶの加工体験~知床の森と海のつながり~

~第113・114回 森林レクリエーションin知床~

知床森林センター

羅臼岳をバックに知床峠で記念撮影

 羅臼岳をバックに知床峠で記念撮影


 

樹木医による知床の原生的な森林の解説を聞きながら、少し遅い春の森林散策を楽しむとともに、豊かな海の産物である昆布加工体験を行うイベントを、6月6日(水曜日)と6月9日(土曜日)に開催しました。

 

ポンホロ沼周辺の森林散策は例年人気が高いことから、今年も2回に分けて開催。
北見市、網走市、清里町、地元斜里町から、1日目は21名、2日目は22名の幅広い年齢層の方にご参加いただきました。

 

「皆さん、森では大きく息をしてリラックスするんですよ」「木は何となく見るのではなく、しっかり観察して、生命を感じてパワーをもらってください」などと熱く語る樹木医の解説の下、知床国有林内の「知床自然観察教育林」を散策しました。

 

岩を抱えて成長するトドマツの成り立ちや、齢を重ねても樹高が低いままの樹木の謎、森林における朽ち木の分解やそこにおける菌類の働き、森林土壌と降雨の浸透のメカニズムなど、専門的な見識に基づく濃い内容でありながら、独自のユーモアを交えた解説は、参加者の興味を終始惹きつけ、「ありきたりの話ではない樹木医の話が聞けて良かった」「推定樹齢700年の樹木を見ることができて、生命のパワーをもらった気がする」などと非常に充実した散策になった様子でした。

 

また、今回の散策地域内には、融雪水が集まってできた「幻の沼」と呼ばれるポンホロ沼があります。
水辺の新緑さわやかな樹林帯の上に覗く羅臼岳と、沼面に映る「逆さ羅臼」といった神秘的な光景に、参加者は吸い込まれるように沼に見入っていました。

 

散策後、羅臼漁業協同組合のご協力により、「おつまみ昆布」のカットと袋詰めを体験しました。
昆布の食べ比べなどを交えながらの、昆布漁師の方からの巧みな説明に参加者は惹きつけられ、おいしい昆布が育つ海の豊かさの仕組みや、昆布の日常の食卓への活用法等を積極的に質問している姿が見られました。
最後に昆布のお土産もいただき、参加者からは「昆布の加工体験はユニークでおもしろい」「珍しい体験ができた上にお土産までいただき、大変お得な気持ちです」と、大変満足げな声が聞かれるほど昆布加工体験は大好評でした。

 

今回の体験を通して、美味しい海産物をその背景で支えている知床の豊かな生態系を育む森林の存在について、考えるきっかけを提供できたのではないかと感じました。

 

(島田 緑化第二係長)

樹齢30年にして樹高80cmほどのトドマツの謎を説明

 樹齢30年にして樹高80cmほどのトドマツの謎を説明

朽ちるミズナラを前に樹木の分解についての説明

朽ちるミズナラを前に、樹木の分解についての説明

輪切りを利用した樹木の組織についての説明

輪切りを利用した樹木の組織についての説明

ミズナラのこぶ病の説明

ミズナラのこぶ病の説明

推定樹齢700年のミズナラを語る樹木医

推定樹齢700年のミズナラを語る樹木医

ポンホロ沼をカメラに収める参加者

ポンホロ沼をカメラに収める参加者

羅臼岳を映すポンホロ沼

羅臼岳を映すポンホロ沼

昆布漁師の方からの昆布についての説明

昆布漁師の方からの昆布についての説明

昆布加工体験の様子

昆布加工体験の様子

 

 

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ダイヤルイン:050-3160-6271

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