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 森林のこともっと知りたい

森林くらぶ「新緑おたるトレッキング」を開催しました

 

~ 新緑と眺望を楽しむ小樽海岸自然探勝路を歩く ~

【指導普及課】


海岸線 

展望台からの眺望。どこまでも続く美しい海岸線

平成24年6月3日、小樽市オタモイから祝津まで、赤岩国有林にあるアップダウンのある5.5kmのコースを歩きました。

出発地点のオタモイは、昭和初期にオタモイ海岸一帯に料亭龍宮閣を中心とする遊園地が造られ、当時一大観光地として脚光を浴びました。現在唯一現存する唐門がスタート直後に現れます。

小樽は鰊漁業の発展に伴う伐採とその後に頻発した山火事が原因で明治を迎える頃には多くの森林を失っていたそうです。オタモイから赤岩に続く遊歩道沿いの森林はミズナラ、イタヤカエデ、ホオノキなど広葉樹の二次林でしたが、途中にはトドマツやカラマツの人工林もあり、タイプの異なる森林を感じていただくことができました。

遊歩道沿いにはマイヅルソウやクルマバソウが群落で咲いていたり、ツクバネソウなど多くの植物が花を咲かせ、きつい登りに元気をわけてもらいました。既に花期は終わっていましたがカタクリにエゾエンゴサク、オオカメノキ、これからはタニウツギが花を咲かせる準備をしていました。季節を通して楽しむことができる遊歩道となっています。

イベント当日は、雲ひとつ無い晴天で、初夏を思わせる強い日差しを感じましたが、林内は程よい木陰が続き、エゾハルゼミの大合唱を背中に受けつつ前へと進みました。

展望台に出て視界が開けると、疲れも一気に吹き飛びました。天気に恵まれたこともあり、積丹半島まで続く海岸線を十分に愛でることができました。

小樽海岸赤岩風景林の大きな看板をバックに記念写真を撮りました。林野庁では国有林野において自然景観にすぐれ、森林浴や自然観察、野外スポーツに適した森林を「レクリエーションの森」として選定していますが、このあたりは眺望美しい景勝地ということで風景林に選定されています。

赤岩山一帯の海岸は赤褐色の切り立った崖で、そそり立つ雄姿には圧倒されるものがありました。終点の祝津が近くなると、海が前方に広がり、遠くに鰊御殿と日和山灯台が見えてきました。

トレッキング終了後は小樽市総合博物館(運河館)に立ち寄り、小樽海岸の絶壁で見られるバシクルモン(オショロソウ)の興味深い話等たくさん伺うことができました。オタモイ遊園地が現存していた頃の写真も展示されており、小樽の歴史と自然を学ぶことができる施設となっています。

 今回は応募者が多く抽選となりまして参加者は27名。遠くはえりも町や旭川からご参加いただいた方もいらっしゃいました。

参加者からは、「盛りだくさんの内容に満足でした」「海岸線の景色に感動しました」と好評な感想が寄せられました。様々な景色が堪能できるものの、登り下りのある長距離コースに「疲れました」と率直な声も聞かれましたが、その表情は晴れ晴れとした方が多かったのが印象的でした。

次回の森林くらぶは9月に札幌市にある簾舞国有林で予定しております。

 (木村 緑の普及係長)

唐門

オタモイ遊園地のなごり「唐門」(昭和7年築)

木漏れ日 

広葉樹林の中を歩く 

マイズルソウ

マイヅルソウの群落

せみ

エゾハルゼミの抜け殻があちこちに

 赤岩

赤褐色をした崖「赤岩」の名の由来になっている

カラマツ

昭和27年植栽のカラマツ人工林

海

海に向かって歩く終点の祝津

 

集合写真 

小樽海岸赤岩風景林の看板の前で記念写真

 


 

 

 

 

 

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