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今年は平年より4日早い1月17日に、流氷初日を迎えた知床。
日中でも気温は、氷点下10℃と厳しい寒さの中、歩くスキーによる森林散策のイベントを行いました。
イベント当日は、前夜の吹雪模様が嘘のような快晴に恵まれました。
散策場所は、ウトロ高原からオシンコシン展望台下に至る全長約5kmのコースです。
ここでは、樹種も豊富で大木が散在する、知床の原生的な森林を体感しながら、併せて木々の向こうに流氷を見通すことができます。
散策の途中では、冬の森林の様子、積雪期の森林のはたらき、樹齢数百年の大木についての解説やクイズ、またオシンコシンの地名の由来となったと推測される樹林帯や、オホーツク海特有の流氷がもたらす豊かな生態系についての解説を行いました。
また、オオワシやオジロワシ、その他野生動物の足跡の観察に、エゾシカによる樹皮食害とそれらを保護するための防鹿柵や、個々の樹木を保護するためのネット巻き施工箇所の見学及び解説などを行いました。
参加者は、折れても生きているニレの大木や、倒れても森の養分として役立っているミズナラの大木など、樹木や生命力や森林の循環などの話に感心した様子でした。
また、動物の足跡や森林内を飛ぶ鳥たちの様子に興味津々で、冬だからこそ感じられる森の生きものの暮らしぶりもしっかりと観察できたようでした。時折、エゾシカによる食害の多さに驚きの声を上げる方もいました。
コース終盤の絶景ポイント、旧知床八景「オシンコシン展望台」からは、雲一つない晴天の下、オホーツク海を埋め尽くす流氷と白く連なる知床連山の眺望を存分に堪能することができ、参加者から「大満足!!」との声が聞かれました。
今回の参加者は18名。斜里町や網走市といった近隣のほか、旭川市や釧路市、根室市等の遠方からもご参加いただきました。
参加者からは、「雪の中を歩いたからこそ見ることのできる景色に感動しました。」「次に森に来たら今日の森の話を思い出したい。」「冬の森のようすが(解説によって)よくわかった。」「シカがホントに多いんだな。(食害が)ひどいなぁ。」などとの声も聞かれ、単に森林散策を楽しむだけではなく、知床の森林の現状も併せて感じていただけたイベントとなりました。
(島田 緑化第二係長)
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