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「知床の原生的な森林で生活する生物(緑色植物・動物・微生物)とその生活空間を満たす無機的環境によって物質循環が絶え間なく繰り広げられている」
「森林の物質循環」について滔々(とうとう)と説く、樹木医「鈴木 順策(すずき じゅんさく)」先生を講師にお招きし、森林について学びながら森林散策を楽しんでいただくイベントを7月9日(土曜日)に開催しました。
国際森林年である本年、我が国のテーマ「森を歩く」を実践するものとして、オホーツクみどりネットワークとの共催でおこない。また、道民カレッジ「ほっかいどう学」出前講座とも併催したイベントとなりました。
参加者は、60才代を中心に4才から74才までの男女計49名(男性17名、女性32名)。北見市をはじめ網走市・美幌町・清里町・地元斜里町遠くは札幌からご参加いただきました。
森林センターに集合した参加者は、講師から「オホーツク地域の森林の特徴と物質循環」についての事前レクチャー受けました。
オホーツク圏の森林生態系全般の解説から、植物や菌類の細かい解説、散策する森林にある樹木の話等、様々な内容を最初に学びました。
当日の森林散策コースは、オシンコシンの滝上部の高台からウトロ高原に続く旧国道と、一部、最小限の整備にとどめた遊歩道を利用しました。
樹高30mを超える何本もの巨木の脇をとおりながら、樹木や森林土壌、キノコなどの菌類、そしてシカをはじめとする動物などによって構成される森林生態系とその相互における物質循環について、樹木医の解説の下、実際に目で見て肌で感じながら知床の原生的な森林を散策しました。
参加者からは「森林内はふかふかしているなぁ」「森の中は気持ちがいい」という声や、ミズナラやキハダの巨木に触れ「ほんとに立派な木だな」といった声も聞かれました。
またエゾシカによる樹皮食害防止のためのネット巻きのデモンストレーションでは改めて被害防止策の困難さや苦労を理解していただけた様子でした。
「木がいかに地球と宇宙の中で輝きながら生きていることに感動しました」「自然の中で、木々の息遣い、動物の営み等が実感できた」「自然の偉大さを知るとてもいい機会になりました」「木に人間の生き方を学ぶという樹木医の先生のナビゲートに感動しました」との感想が寄せられた4km、3時間の森林散策でした。
(島田 緑化第二係)
濃い緑に包まれる散策路

微生物の棲む森林土壌を観察
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