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2月9日、春の暖かさを感じるほど、風もなく穏やかに晴れ渡った青空の下、合計19名の一般参加者の皆様と歩くスキーでの森林散策を行いました。
今回のコースは、延長約5km。ウトロ高原イチイの森よりオシンコシン展望台下に至る町道周辺の国有林を利用しました。
このエリアは遺産区域からは外れますが、樹種も豊富で大木も多く、知床の原生的な森林を体感することのできるコースです。
春を待つ樹木の姿や雪面に残る野生動物の痕跡等を観察しながら、冬の森林の魅力に触れて頂こうと企画したものです。
参加者は北見市、網走市、美幌町、小清水町、地元斜里町から集まった男性4名、女性15名の計19名で、年齢は60代を中心に30代から80代まで、幅広くご参加頂きました。
はじめに、イチイの林木遺伝資源保存林で、エゾシカによる樹皮の食害の状況や、それを防止するための防鹿柵、ネット巻きについて観察。
続いて、樹齢数百年にもなるミズナラの大木や、キツツキ(クマゲラ、アカゲラなど)の食痕で穴だらけになりながらも力強く生きるニレなどを観察し、知床の森林の生命力を感じながらの散策となりました。
さらに樹木の冬芽の観察やキタキツネ、エゾリス、エゾクロテンなどの足跡を発見したり、澄み切った林内からは野鳥の声も多く聞こえ、参加者は興味深そうに冬の森林を観察していました。
また散策路からはオホーツク海に浮かぶ流氷も垣間見え、コース上の展望の良い場所では、見渡す限りの流氷の海と青空にくっきりと浮かぶ雪化粧の知床連山に感嘆の声があがっていました。
参加者からは、「あまり見ることのできない広葉樹(ミズナラなど)の大木が見ることができておもしろかった」「知床の森の様子を知ることができた」「流氷と連山の写真が撮れて良かった」「また来年も来たい」などの感想が聞かれ、最高の天候に見舞われたおかげで、事故もなく、終始笑顔の絶えない楽しい森林散策となりました。
(知床森林センター 緑化第二係 島田智美)
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