5月15日(土曜日)、道立厚岸少年自然の家(ネイパル厚岸)では、「ネイパルクラブ2010」を開催しました。
ネイパルクラブは、釧路根室管内にある釧路湿原国立公園など、国内最高水準の自然環境地域を主なフィールドとして全4回の開催を予定し、これらの自然環境が野生生物、水産資源、人間生活など全てのいきものに大きな影響を及ぼしていることを学ぶものです。
1回目となる今回は、「森林への興味を育て、森林を育てる仕組みや森林の働きについて考えるきっかけをつくる。また、広大な荒れ地に短期間で森林を育てた技術と地域の人々の努力を知る」という目的でパイロットフォレストをフィールドに行われました。
根釧西部森林管理署と釧路湿原森林環境保全ふれあいセンターが連携して、パイロットフォレストを作った時に使われた機械を紹介、木道・ウッドチップコースを利用した森林散策、望楼からの森林見学、トドマツの間伐体験、飾り炭作りなどを行いました。
参加した小学生38名は、ロータリースラッシャー(地拵)、ツリープランター(植付)、ロータリーベーター(下刈)といった昔の機械や、自動撮影カメラで撮影されたヒグマ、エゾシカ、ミンクなどの動物の写真に興味津々でした。
飾り炭作りでは木を燃やす炎に目を輝かせるなど、森での新たな体験が良い思い出になったのではないでしょうか。
※パイロットフォレスト:標茶町と厚岸町にまたがる原野に昭和32年から木を植え、約7千ヘクタールのカラマツ林を作ったプロジェクト。
(横山流域管理調整官)
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山火事消火機材のジェットシューターを体験

松ぼっくりなどで飾り炭つくり

林業機械って大きい!
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