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9月18日(日曜日)、羅臼町にて植樹と昆布加工体験のイベントを行いました。
植樹による森づくり活動の重要性・必要性について体感するとともに、昆布加工を通して森と海とのつながりについての理解を深めることを目的に開催しました。
参加者は北見市・網走市など近隣市町村から20名。中にはサークル活動として昨年に引き続き参加した大学生のグループや、家族での参加もあり、9歳から20歳前後の参加者が半数を占める若さあふれるイベントとなりました。
まず、知床の森林環境や今回のテーマ「森と海とのつながり」について職員が解説しながら、バスで植樹場所である羅臼町春苅古丹地区に向かいました。
道中、参加者からは「こんな山奥に来るだけで面白い」「ジェットコースターみたい」などという声があがるほどの険しい道を抜け、深山まで移動しました。
車を降りた参加者は、植樹場所までの少しの移動の間もミズナラやダケカンバの巨木を珍しそうに観察したり、小川に生息するオショロコマを観察したりと奥深い知床の森林を楽しんでいました。
植樹はあいにくの雨の中の体験となりました。
職員による植樹手順の説明の後、ミズナラを1人3本、アカエゾマツを1人1本づつ植樹を行いました。
ミズナラにはエゾシカの食害から苗を守るための高さ2mほどの六角形のチューブ(ヘキサチューブ)を設置しました。
ササの根が絡まり合う地中にスコップで穴を開けねばならず、参加者からは嘆き声が上がる一方で気合いを入れる声も聞こえてきました。
そのような悪条件の中にも関わらず、参加者は最後まで積極的に作業に取り組まれ、しっかりと知床に新しい緑の命を植え付けました。
昼食には、羅臼町の名物である、海の幸をふんだんに使った豪華「海弁当」を用意しました。
「魚介だけでこんなに満足できるなんてすごいです。」との感想もいただき、皆様満足気なようすで、羅臼の海の豊かさを感じていたようでした。
昼食後昆布加工場へ向かい、羅臼漁業協同組合のご協力により「おつまみ昆布」のカットと袋詰めを体験しました。
加工場では、加工体験だけでなく、漁協の方からの昆布についての詳しい説明や昆布倉庫の見学・試食も行いました。
実物の昆布の大きさや、それらが巨大な倉庫に山積みになった様子、様々な装置など普段見ることはできない昆布製品作りの裏側を知り、みなさん驚きの連続という様子でした。
最後に、参加者自ら加工した「おつまみ昆布」をお土産にいただき、当センター所長の挨拶をもってイベントは終了しました。
参加者からは「ただ観光に来るより何倍も面白かった。」「知床に自分の植えた木があることがうれしい。」「こんな山の中での植樹は普通出来ない。」「悪天候での植樹が、かえって印象深い体験になりました。」等の声をいただきました。
日常生活の中で森と海の相互関係を実感する機会はなかなかないかもしれませんが、今回のイベント参加をきっかけに(たとえそれが単純に「海産物がおいしい」というだけのことであっても)、森づくりの大切さへ思いを馳せていただければ幸いです。
(島田 知床森林センター 緑化第二係)
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