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秋植コンテナ苗植栽2年後の現地検討会を開催しました
【十勝東部森林管理署】
令和元年9月11日(水曜日)、十勝東部森林管理署芽登国有林で、一昨年秋にカラマツのコンテナ苗を植栽した箇所において現地検討会を開催し、十勝総合振興局、自治体、林業事業体及び当署職員計31名が参加しました。
開催地の林分
現地は平成27年の台風による風倒被害地で、平成29年度は大型機械による地拵後のカラマツコンテナ苗の植栽に合わせ、また、昨年度は、大型機械による地拵の下層植生の状況やカラマツコンテナ苗の成育過程に関心があるといった意見が多く聞かれ、各年度において現地検討会を開催してきました。 現地では、下刈り等の保育履歴を含めた概要の説明やコンテナ苗は植穴を開けて嵌め込むだけで活着すること、植栽可能時期が長いというメリットを活用し、地拵と植付を組み合わせる一貫作業が可能であること。 また、コンテナ苗だからといって下刈りを省略できるとは限らず、大型機械地拵により下層植生の回復をできるだけ先送りし、下刈りを省略する造林作業の省力化や大型機械による下刈作業の軽労化等について説明しました。
概要の説明
意見交換
その後、コンテナ苗の生育状況や下層植生の回復状況等を確認し、参加者からは、「大型機械による下刈作業を見てみたい。」、「人力地拵でのコンテナ苗植栽の場合の下刈回数はどうか」など今後に向けての要望等がありました。
H29年に植栽されたコンテナ苗
今後も造林コストの低減と造林作業の省力化に取り組み、現地検討会等を通じて、民有林施業の省力化・軽労化につながるよう進めていきたいと思います。
(森林技術指導官 森田)
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