然別自然休養林保護管理協議会が登山道整備を実施
【東大雪支署】
去る6月12日、然別自然休養林保護管理協議会による登山道整備が行われ、支署からは6名、自然ガイドや北海道電力、環境省、警察署及び地元自治体など併せて計21名が参加しました。
本整備は、利用者が安全に休養林を活用できるようにすることや登山道以外での踏み荒らしを防ぐことを目的として、毎年、春・秋の定例活動となっています。
朝のミーティング風景
今春は、東ヌプカウシヌプリ(1,252m)、南ペトウトル(1,345m)及び駒止湖を整備対象とし、2班に分かれ実施しました。 当箇所は、大雪山国立公園の特別地域内であるため、環境大臣が指定する高山植物「指定植物」の採取や損傷する事が規制されています。そのため、環境省の指導を仰ぎながら、それらの植物を刈り払わないよう慎重に作業を進めました。
剪定バサミで慎重に刈り払っています。
昨冬は雪は少なかったせいか、登山道付近でよく見かける花や高山植物が例年よりも早く可憐な姿を見せていました。
ゴゼンタチバナ(クリックすると写真の一部が拡大します) 花は6枚の葉にはつくが、4枚の葉にはつかないそうです。
マイヅルソウ
利用者の安全やマナー向上等を目的とした当協議会の活動により、当休養林に多くの人が訪れ、然別でしか体験することができない素晴らしい自然を満喫してほしいと思います。
(森林整備官 蔵野)
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