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多様な森林づくり現地検討会
【日高北部森林管理署】 平成30年12月3日(月曜日)、平取町の仁世宇(にせう)国有林1027林班へ小班において、「多様な森林づくり現地検討会」を開催しました。 この検討会は、北海道の国有林は、これから人工林の多くが主伐期(収穫期)を迎え、これまでと同様の伐採や造林方法では、労働力、経済負担等多くの困難が予想される状況にあることと並んで、当署においては、来年度樹立する森林計画の策定に向け、署内職員と現場職員との意見交換を行うことにより、より良い森林づくりを目指すことを目的に開催しました。 当日は、当署職員に加え、オブザーバーとして森林管理局から4名、林業事業体から2社の参加をいただき、総勢19名での開催となりました。
検討会開催にあたり、中田技術指導官から、「山の声を聞き、山がなりたい方向へと導く」ためのより良い森林施業について、知識や技術を総動員して検討することが、この検討会の目的であるとの説明がありました。
事前に、ドローン・全天球カメラの映像や各種森林データを各人に配布し、それぞれ施業に向けてのイメージを持ってもらった上で、当日、現地を踏査して、各森林官等がそれぞれの考え方を発表しました。
その後全員による意見交換を行い、対象林分の評価や周辺林分の状況等を基に描いた将来目指すべき森林やそれを実現させるための伐採方法、苗木の本数を少なくする低密度植栽の方法などについて活発な質問や意見が交わされ、局オブザーバーからの助言もいただく中で、時間が足りなくなるほどの内容でした。
(総括森林整備官 江刺) |
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