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鴛泊中学校生徒職場体験学習
【宗谷森林管理署】
平成30年7月24日(火曜日)25日(水曜日)の2日間、鴛泊中学校2年生の男子生徒1名が職場体験学習のため宗谷森林管理署利尻森林事務所・鴛泊治山事業所を訪れました。
鴛泊中学校では、進路学習の一環として、自分の興味関心のある職場に訪問し、働く方々と実際にふれあいながら仕事を見学したり体験したりすることを通して、将来の目標に向かって、自己の直面する諸課題を自分の力で解決する能力を養うため、町内の各施設において「職場体験学習」を実施しており、森林・林業関係の職場に関心のある生徒が当署での職業体験を希望したことから、利尻森林事務所・鴛泊治山事業所で受け入れたものです。
1日目の7月24日は、午前中に青木署長による日本の森林や国有林についての概要説明の後に、ドローンの構造や有効性の説明と飛行訓練の見学を行いました。
国有林の概要説明
ドローンの飛行訓練を見学
午後からは、島内のヤムナイ沢にて治山関係の職場体験を行いました。
ヤムナイ沢には100基を超える治山ダムがあり、土砂の捕捉状況を見せながら治山事業の意義・工種工法、砂防事業との違いの説明及びポール・コンパス・レベル・トータルステーションを使った測量を体験しました。
治山事業の説明
測量体験
2日目の7月25日は、午前中にリヤウシナイ川にて治山工事の見学を行いました。
監督職員より山腹斜面が崩壊した原因や工事発注までの流れを説明した後、現場で山腹工事の状況を見ながら受注者である(株)飯島組の現場代理人から工事概要や工種の説明をしていただきました。
初めて見る重機や工種、特にグラインダやバイブレーション、注入マット伏工について関心をもっていました。
現場代理人から説明
午後からは、今年5月頃に利尻島へ上陸したヒグマを撮影した国有林内の野生動物監視カメラの回収を行った後に、輪尺とブルーメライスを使用して収穫調査を体験しました。
野生動物監視カメラの回収
2日間の職場体験活動を行った生徒は、
ドローンの操作は、以外と簡単そうだった。 初めて使用した測量機器に興味を持った。 治山工事現場に興味を持った。 野生動物用監視カメラにヒグマが撮影されているかドキドキしたが、写っていなくて残念だった。 普段どのような仕事をしているか興味があったが、実際に体験して楽しかった。
を感想として挙げており、普段の生活の中で目にする森林官や治山事務所のおじさんが国有林や工事現場で一体どのような仕事をしているのかに興味を持ったようです。
なお、職業体験を行った生徒は、将来的に森林科学系の高校を卒業し国有林へ就職することを希望しているとのことです。 今回、初めて離島で職場体験学習を実施しましたが、来年度以降は各地域の中学生や高校生に森林・林業を体験する機会を提供することが出来ないか検討して参りたいと考えています。
(次長 松田)
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総務企画部企画課
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