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 各地からの便り

小清水原生花園での植生回復(火入れ)事業

~ きれいな花を咲かせましょう! ~

【網走南部森林管理署】 

火入れの様子 


 平成28年5月10日(火曜日)、小清水原生花園を含む国有保安林のエリアの植生回復(火入れ)作業を行いました。

小清水原生花園は、小清水町国道244号線に沿い、オホーツク海と濤沸湖(とうふつこ)に挟まれた約8km(275ha)の細長い砂丘上にある国有保安林のエリアです。

ここでは毎年、約40種類の草花が鮮やかな色合いで咲き乱れ、天然の草花がたくさんの観光客を癒やします。

特に美しいのは、6月から8月の時期で、普段は殺風景な砂丘上にハマナス、エゾスカシユリ、エゾノコリンゴが咲き、ピンク、赤、白などの花々が、魅惑的で美しい草花の絨毯が広がります。

この小清水原生花園は、網走国定公園に指定されているほか、平成16年には、次世代に引継いで行きたい北海道の宝物として、北海道遺産にも指定されました。

しかし、海岸の厳しい気象条件に加えて、外来種や帰化植物の繁茂により貴重な草花が減少傾向にありました。

このため、平成5年から融雪後の早春に砂丘の原野部へ火入れを行い、原生的な花園の回復を図っていくための作業を実施しています。

これまでは、融雪直後4月の早朝(4時すぎ)から実施していましたが、今年度については外来種や帰化植物へ例年以上のダメージを与える観点等から、5月10日の早朝(4時過ぎ)から、オホーツク総合振興局と小清水町役場、網走南部森林管理署の職員、地元消防職員や消防団員など総勢約130名による火入れ作業を行いました。

参加者は、着火作業と火消し作業に分かれ、予め設定された区域の枯れ草に次々と携行缶バーナーで着火していきます。

作業当初は、昨年も火入れをした箇所であったことや霜の影響などからすぐに着火し延焼していくことはありませんでしたが、昨年度に火入れを中断した箇所に移動してからは驚くほどの火勢で燃え広がっていき、高く舞い上がる炎と煙で方向を見失うほどでした。

また、作業地内には線路があり、枕木を燃やしてしまっては列車の運行に支障が出てしまうため、ジェットシューターによる消火作業が必要になります。このため着火後は、延焼と消火作業を上手に組み合わせながら作業を行っていきました。

全ての作業終了には、残火点検や処理など含めて2日間ほど必要となり、作業者には強い眠気と筋肉痛が襲いますが、これから原生花園を訪れる観光客の方々の笑顔を見れば、きっとみんなの疲労も癒されることでしょう。

「小清水原生花園」はこれからが見頃ですので、是非、皆様もお越しください!

(根本 森林技術指導官)

消火作業

消火作業

火入れ後

火入れ後

 

 

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