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 各地からの便り

 東京農業大学オホーツクキャンパスの学生「エゾシカ食害防止体験」 

~知床世界遺産10周年記念イベント~

【網走南部森林管理署】 

記念撮影 

東京農業大学オホーツクキャンパスの学生の皆さん 


平成27年6月27日(土曜日)に、「エゾシカ食害防止体験」を、知床世界自然遺産の玄関口である斜里町ウトロの国有林で開催しました。

これは知床世界遺産10周年を記念し、豊かな自然や環境を次世代に継承するとともに、その魅力を広く内外に発信するため、関係機関等がそれぞれ開催するプログラムの一つで、網走南部森林管理署と知床森林生態系保全センターがタッグを組み、東京農業大学オホーツクキャンパスの学生の皆さんに、エゾシカの食害に晒される樹木への食害防止ネットの巻き付けを体験していただきました。

まず、知床センター会議室で森林管理署とセンターの業務概要や取り組みについて説明した後、現地に場所を移し、エゾシカの囲いワナを見学しました。

囲いワナとはエゾシカの食糧が乏しい時期(冬期)に、餌で誘引して生け捕りにする大型の罠で、捕獲したエゾシカを食肉等として有効活用することが可能です。

学生の皆さんは自然環境の共生と地域資源の有効活用、生物産業ビジネスを学ぶカリキュラム、「オホーツク学」でエゾシカの有効活用などを学んでいることから、捕獲したシカの搬出方法など、職員の説明に熱心に耳を傾けていました。

また、「シカを誘引するための餌はどのように撒くのですか。罠の内部だけなのですか?」と、具体的な捕獲方法について質問するなど関心の高さがうかがえました。

イベントのメインであるネット巻き体験では、職員の実演の後、いくつかのグループに分かれ、高さ2mのプラスチック製ネットを樹の直径の1.5倍の幅に切りそろえ、樹の周囲に巻きつけながら根本まで丁寧に覆いました。2本目、3本目と巻くごとに学生の皆さんの手際も良くなり、30分ほどで予定の作業を終えました。

学生の皆さんの熱心な姿に、エゾシカ食害の実態をその目に焼き付け、森林保護を自ら行った経験を今後の学業や社会貢献に活かしていただけるものと感じ、職員一同イベントを開催した手応えを掴んだところです。

知床世界自然遺産は10周年を迎えましたが、増えすぎたエゾシカにより森林生態系のバランスが脅かされており、遺産の価値を低下させる不安要素はまだ排除しきれていません。

これからも知床センターや関係機関等と連携し、この素晴らしい世界自然遺産が永続的に存在し続けるよう努めていきたいと考えています。

 

(真庭 主任地域林政調整官)

 

 

知床国立公園50周年・世界遺産10周年記念ロゴ

囲いワナの説明
囲いワナの説明

ネット巻き体験
ネット巻き体験

 

 

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