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平成22年11月24日(水曜日)、斜里町内の国有林で、オホーツク総合振興局東部森林室、北海道森林管理局北見事務所、網走中部森林管理署の林業技術者が集い、森林施業技術交流会を開催しました。
この技術交流会は、民有林・国有林が一体で取り組んでいる流域管理システムのさらなる推進を図ることを目的に、これまでの施業の検証や今後の施策などについて、それぞれの立場から幅広く意見交換をするもので、本年度は網走南部森林管理署管内の2箇所で実施しました。
平成17年7月の知床世界自然遺産登録に向け、国際自然保護連合(IUCN)によって河川工作物に関してサケ科魚類への影響とその対策を明らかにするよう勧告がなされたことを機に、当署では既設の治山ダム5基について改良工事を実施してきました。
そのうちの一つ、斜里町にあるイワウベツ川の支流、赤イ川で行っている改良工事の特徴は、既設の鋼製ダムにスリットを設置することで落差の解消を図り、治山ダムの機能を維持ながらサケ科魚類をはじめとする生物多様性に配慮する工事となっています。
参加者からは、サケ科魚類の遡上数などの質問があり、担当者からはモニタリングを継続中であるが、施工後は数十匹の遡上が目視により確認されているとの説明がありました。
知床地区においても、エゾシカの増加により希少植物や森林の食害が問題となっています。
国有林内でも特に被害が顕著なカシワ林をエゾシカの食害から守るため、平成20年度から3ヶ年で延長1,453m、面積3.93ヘクタールの防鹿柵を設置してきました。
現地では、柵の規格・構造や柵内の植生・カシワ林の回復状況などを確認し、意見交換などを実施しました。
今後も民有林・国有林が連携して流域管理を進めるとともに、森林施業技術交流会も継続して実施していくことを確認し閉会しました。
(栗谷川 流域管理調整官)
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