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苗木は人工林を造成する上でもっとも基本となるものですが、直営での種苗事業は既に廃止されたこともあり、職員の多くは山に運ばれてきた段階で初めて苗木に接することになり、苗畑段階での苗木の知識が不足しています。
また、これまではベテラン職員の指導の下、若手職員に継承されてきた造林地条件調査、請負事業の監督・検査業務の技術についても、その継承の機会が年々減少してきています。
これらの状況を解消するため、北見事務所では北見地区の造林担当係長、任用1~2年の森林官及び任用前の係員、その他署長が推薦する造林事業の経験の浅い職員を対象として、造林技術現地検討会を今年度は2回計画しました。
1回目は7月9日(金曜日)に紋別地区種苗協議会の協力を得て、会員の佐々木産業有限会社(佐々木雅昭社長)の苗畑において、山出し前の苗木生産状況の把握と苗木育成の基礎知識の習得を図ることを目的として、北見地区4署(支署)職員27名とオホーツク総合振興局職員16名、計43名の参加のもと現地検討会を開催しました。
現地では、佐々木社長より各種樹木のまき付けから山出しまでの管理等について説明を受け、それらの苗木が植栽された苗畑を前に、参加者による検討会が行われました。
参加者は、幼苗管理の注意点、成長過程での管理のポイント、山出し時の苗木の取扱などについて苗畑の社員に真剣に質問して知識を深めていました。
また、苗畑敷地の一角を借りて苗木の植栽方法について説明と実演を行い、植栽経験のない若い職員に実際の苗木の植え付けを体験してもらい、1回目の現地検討会を終了しました。
2回目である今回は、北見事務所、長﨑技術指導官、三品主事が中心となり、北見地区4署(支署)の職員を対象に2地区に分け、9月29日(水曜日)、網走西部森林管理署西紋別支署部内において、また10月8日(金曜日)、網走中部森林管理署部内においてそれぞれ開催しました。
午前中は署等会議室において基礎知識についての座学を行い、午後からは現地で造林地条件調査、請負事業の監督・検査業務に係る実務について検討会を行いました。
なお、北海道森林管理局管内では平成20、21年度ともに鉈による災害が複数件発生しており、今回の現地検討会には若手職員が多く参加することから、類似災害の発生防止に向けて、鉈の使用上の注意事項や研ぎ方の基礎知識等について、併せて指導を行いました。
今後の国有林野事業を担っていく若い世代の職員に、今回の技術検討会を通じて造林技術等の継承が図られることと、今後の業務を通じて更なる研鑽が図られることを願っています。
(副所長 目黒)
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