低コストでの木材生産と自然環境への負荷を軽減させることを目的とした、低コスト・高効率作業システムの導入が道内各地の国有林で本格的に始まります。
このことから、北見事務所では、同システムの早期定着が図られるよう、国有林関係者や民有林関係者にも広く参加を呼びかけ、5月25日、現地検討会を紋別市で開催しました。
当日は紋別市はもとより北見市、津別町、斜里町、遠軽町などから林業関係者約130人の参加がありました。
現地検討会は、網走西部森林管理署西紋別支署管内の樹齢39年生のトドマツ人工林間伐作業地で行われました。
開会式冒頭、菊池事務所長から今回の現地検討会の目的等の説明を兼ねた挨拶があり、続いて山崎局長 (※崎は「たつさき」)から森林・林業再生プランにおいても低コスト・高効率作業システムの普及・定着が求められていることや、北海道森林管理局における今後の導入目標等を含めた挨拶がありました。
その後、工藤販売第二課長から同システムの概要や、涌井西紋別支署長から現地の概要説明が行われた後、作業地に場所を移し検討会に入りました。
林内では、ハーベスタ・フォワーダ等の高性能林業機械による伐木造集材作業や、バケット機能を併せ持つグラップルによる表土ブロック積による路網作設作業を見学し、その場で今回協力頂いた(有)真貝林工(滝上町)の眞貝社長も交え意見交換が行われました。
オホーツク地域では、あまり導入されていない作業システムであり、高性能林業機械の作業を初めて見る方も多く、作業方法、使用機械等について熱心に質問する方や、作業の様子を写真撮影する方など、活気に溢れた現地検討会となりました。
今回の現地検討会が、林業関係者のみなさんのイメージ作りに役立ち、同システムがスムーズに定着できれば幸いと考えています。
(北海道森林管理局 北見事務所 目黒副所長)
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