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北海道森林管理局

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    知床半島の概要

    知床半島の位置

    知床半島は北海道の東北端から北北東に突き出た半島で、北緯43度50分~44度20分、東経144度45分~145度20分に位置しています。
    長さ約65キロメートル、幅は基部で約25キロメートル、面積は約10万ヘクタールです。
    北側(ウトロ側)はオホーツク海に面し、南側(羅臼側)は根室海峡をはさんで国後島に相対しています。
    知床半島はアイヌ語で「地の涯て」を意味する「シリエトク」と呼ばれ、現在では広く「地の涯て・知床」として知られています。
    関係する自治体は、ウトロ側は斜里郡斜里町、羅臼側は目梨郡羅臼町などです。
    知床半島位置図

    知床半島の管理体制

    知床半島はほとんどが林野庁所管の国有林で占められており、ウトロ側は網走南部森林管理署、羅臼側は根釧東部森林管理署によって管理されています。
    特に世界自然遺産として登録された区域約7万1千ヘクタールの内、陸域の9割以上が国有林であり、林野庁はその全てを「森林生態系保護地域」として、知床の環境保全に努めています。
    また、世界遺産区域外においても海別岳生物群集保護林及び斜里岳生物群集保護林を結ぶ「知床半島緑の回廊」を設定し、野生生物の多様性の保全に努めています。
    その他、先端部を中心に、知床国立公園(陸域)約3万9千ヘクタール、鳥獣保護区約4万3千ヘクタール等が設定されているのに加え、遠音別(おんねべつ)岳周辺が「遠音別岳原生自然環境保全地域」に指定されています。

    活動区域図
    (クリックで拡大)

    知床半島の気候 

    知床半島は、周囲を海に囲まれ中央に標高1千メートルm級の高山が縦走していることから、海洋の影響を強く受け、ウトロ側と羅臼側とでは気候に著しい差があります。
    羅臼側は、海霧と太平洋の風の影響で、ウトロ側に比べ冬暖かく夏涼しく、道東でも有数の多雨地帯であります。
    一方、ウトロ側は、羅臼側に比べて冬は寒く、夏は暑くなるほか、降水量も少くなります。

    1 平均気温

    秋、冬は羅臼側はウトロ側より高く、春から夏にかけてはウトロ側より約2度低い。
    (年平均気温:ウトロ側6.1度、羅臼側5.5度)

    2 降水量

    羅臼側が、降水量・積雪量ともウトロ側に比べ格段に多い。
    (北見地方・内陸で800mm/年 、ウトロ側1,100mm/年、羅臼側1,600mm/年)

    3 積雪量

    ほぼ同様。
    (最大積雪深:ウトロ側250センチメートル、羅臼側300センチメートル)


    4 風向・風力

    羅臼側は、早春から夏にかけて南系の風が、秋から冬にかけては北風が優勢となります。
    ウトロ側は、北風が多く、風力も羅臼側よりもいくぶん強くなります。


    5 流氷

    オホーツク海沿岸は、冬期間特有の現象として流氷が見られます。
    ウトロ側の海岸では平年1月下旬頃から3月中旬まで流氷が接岸し一面氷原となります。
    流氷は知床半島を巻くような形で羅臼側にも流れていきます。
    流氷が接岸すると、気候は内陸性となり最低気温が下がります。

    知床半島の社会環境(ウトロ側)

    1 土地所有者

    知床半島の約9割が国有林で、民有林は半島の海岸沿いに分布しています。
    世界遺産区域内では、幌別・岩尾別地区に、財務省所管の国有地が約70ヘクタール、斜里町有地と開拓跡地等が合わせて約1千ヘクタールあり、開拓跡地等の中では、昭和52年から「知床100平方メートル運動」が行われ、森林の復元が行われています。
    また、ルシャ地区には、北海道有林(元三井農林社有林)が約1,200ヘクタール介在しています。

    2 人口

    斜里町の人口は平成27年の国勢調査では約1万2千人で、漸減傾向にあります。人口の大部分は、半島の付け根の斜里市街とその周辺に集中しており、半島部の居住者は、ウトロを中心に約1,400人です。

    3 産業

    産業の中心は農業、漁業であり、生産額は双方で年間約230億円(平成28年)です。
    農業については、半島部では農地が少なく、斜里町ではウトロ近くのチャシコツ地区と半島基部の日の出地区及び半島付け根の斜里地区で馬鈴薯、ビート、小麦などの畑作が行われています。
    漁業については、鮭、鱒、ホタテ、メンメを中心に漁が行われています。
    観光については、歌「知床旅情」の流行とともに、昭和46年頃から観光客が急増し、昭和55年の知床横断道路の開通とともに観光地として定着してきました。現在、ウトロには年間約120万人(日帰り客が約75万人、宿泊客が約45万人)の観光客が訪れ、そのうち6~10月の夏季の利用が大半を占めています。
    主な観光ポイントとしては、知床峠、オシンコシンの滝、フレペの滝、知床五湖、ウトロ港周辺、岩尾別温泉などです。


    お問合せ先

    知床森林生態系保全センター

    ダイヤルイン:0152-23-3009
    FAX番号:0152-23-3160