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第117回森林レクリエーションin知床

第117回レクリエーションin知床

「湖沼をめぐる 秋の羅臼湖トレッキング」

平成24年10月6日(土曜日)実施

貴重な生態系を保つ羅臼湖周辺の湿地帯の散策を通じて、同地域の生態系やそれを保護しながら適正利用するための取組を紹介するものとして開催しました。

同地域は、知床世界自然遺産地域及び知床森林生態系保護地域の核心部またはその隣接部に位置し、原生的な森林環境が保護・保全されている地域です。   
今回は19名の参加者があり、散策にあたっては同じ場所に大勢が集まらないようにするため10名と9名の2グループに分かれ、時間差をつけて出発しました。往復約5kmのコースを約2時間半かけて散策しました。

記念写真

霧の中の羅臼湖展望台で参加者の皆さんと記念撮影。

 

<散策の様子>

ぬかるみ2

ぬかるみのひどい歩道。「長靴持参は脅しじゃなかった」と恐る恐るぬかるみの中を歩くみなさん。

ハイマツ林からの景色

ハイマツのトンネルの上からは綺麗な景色も眺められました。

ミネカエデの紅葉

ミネカエデの紅(黄)葉。暑さが長続きした今年の気候のせいか紅葉の見頃には少し早いようです。

曲がりくねったダケカバ

風雪など気象条件の厳しさから曲がりくねったダケカンバ。このような姿でも生きている樹木を見て

「自然の厳しさや、木の生命力を感じた」という声も聞かれました。

 

4の沼

3、4、5のそれぞれの沼では沼面に浮かぶミツガシワ、チシマミクリなどの水性植物が見られました(写真は4の沼)。

今時期は生きものの痕跡は見られませんが、少し前まではトンボが飛びかう光景が見られた生物豊かな沼です。

スゲ

羅臼湖周辺のスゲ湿原。

様々なスゲ類の間からは、ツルコケモモの実も見られました。

 

羅臼湖到着

羅臼湖到着。このときはうっすら対岸に知西別岳も見えていました。

 


羅臼湖の周辺の利用のあり方については、行政機関や学術経験者だけでなく関係団体や地元ガイドなど、多くの関係者が参集した枠組みの中で検討され、現在ルートの付け替えおよび改修工事が行われています。

運搬ヘリ

上空には資材を運搬するヘリコプターが飛んでいました。 
湿原の木道

掛け替えられた木道。周辺には運び出す廃材がまとめてありました。 

 

3の沼

3の沼に付け替えられた展望デッキ。

ハイマツ林を歩く

3の沼周辺に新設された歩道。 

 

羅臼湖の景色の美しさや貴重な植生を保全していくためには、利用者自身の自覚だけでなく多大な労力が必要だということを、参加者には実感していただけたのではないでしょうか。

 

 

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知床森林生態系保全センター 
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