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北海道森林管理局

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    知床森林生態系保全センターブログ(2020年6月)

    6月15日 知床野営場の開花情報(6月) 6月8日 今年のどんぐりの豊凶状況は? 6月1日 知床ボランティア活動施設が開館しました

    令和2年6月15日 知床野営場の開花情報(6月)

    知床野営場で咲いている旬の花を紹介します。

    6月に入ってから、シウリザクラが咲き始めました。

    シウリザクラは知床野営場のなかで多い木のひとつです。
    北海道に多く生育しているようです。

    遠くから見たシウリザクラ(試験官状の花と緑の葉っぱ)
    シウリザクラ

    シウリザクラは、葉っぱが展葉してから花が咲きます。
    変わった形をしているので、観察してみると面白いです。

    白くて、花びらが5枚
    花の拡大

    我々が見慣れている一般的なサクラの花と似ています。


    緑の花。花びらは6枚

    さて、これは何の花でしょう。

    一面に広がるバイケイソウの葉っぱ。
    (R2.5.4撮影)

    バイケイソウです。大きい葉や太い茎に目が行きがちですが、咲かせる花は上品です。

    白い花と緑の楕円形の葉
    マイヅルソウ

    これはマイヅルソウです。漢字で書くと「舞鶴草」。
    鶴が舞う様子に見立てて名付けられたそうです。

    大きな白い花
    ホオノキ

    ホオノキの花も今が見頃です。
    葉っぱが大きく見分けやすいので、探してみてください。

    7枚の放射線状の大きな葉っぱ
    ホオノキの葉っぱ

    遠くから視線を感じ、何かなと思ったら、やはりシカでした。

    警戒した顔つきのシカ
    距離は50mほど

    じーっとこちらを見ていました。

    令和2年6月8日 今年のどんぐりの豊凶状況は?

    6月4日(木曜日)、毎年秋に実施している「ミズナラ堅果の結実調査」に向けて下準備をしました。

    今年の調査で32年目に入ります。
    今までGPS情報がなかったため、GPSに位置を落としたり、直径を測り直したりしました。


    調査地に向かいます


    目安となるピンクテープの巻き直し


    ひょろひょろとぶら下がっているのが、ミズナラの花

    現時点で花を咲かせているミズナラの木は少なかったです。

    昨年が大豊作だったのが影響しているのか、定かではありませんが、
    長年の傾向から予想すると今年は不作ではないかと思います。(あくまで一職員の予想です。)

    ミズナラの豊凶に関してはまだまだ謎が多いのが現状です。

    令和2年6月1日 知床ボランティア活動施設が開館しました

    本日により知床ボランティア活動施設が開館しました。

    オープンと書かれている看板と玄関
    入口

    机の上にパンフレットなどがおいている
    今年から国有林コーナーを設けてみました。
    冊子や漫画などぜひ手にとってご覧ください。

    本棚の一角
    図書コーナー。知床や自然に関する書籍が充実しています。

    木のプールの前に利用中止の看板を立てている
    なお、新型コロナウイルス感染症対策として、木のプールやおもちゃなど消毒が難しいものは利用を中止しています。
    ご不便をおかけしますが、ご理解願います。

    お問合せ先

    知床森林生態系保全センター

    〒099-4355 北海道斜里郡斜里町ウトロ東番外地
    ダイヤルイン:0152-24-3466
    FAX番号:0152-24-3477